「どうする家康」 古田新太のクセ強演技にドキリ 将軍・義昭がフラフラから一転、鋭い物言い

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   NHKの大河ドラマ「どうする家康」4月2日(2023年)放送回。家康(松本潤)は、信長(岡田准一)の後ろ盾で将軍となった足利義昭(古田新太)の命令で京へ向かうことに。上洛を喜ぶ家康であったが、緊張気味で義昭に謁見した。(ネタバレあり)

   予告で白塗りで、まるでホラーな姿が映っていたので、「怖いものみたさ」だったのである。古田新太さん扮する足利義昭は、酔っぱらっているのか、フラフラしながら高座に座った。完全に目が座っている。喋り出したかと思うとマンガのようにカクンと寝落ちする始末で、冗談のような将軍である。

  • 古田新太さん(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
    古田新太さん(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
  • 古田新太さん(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

コンフェイトをボリボリと...

   このホラー義昭が家康に献上品を出せと凄みはじめた。すると瀬名(有村架純)や五徳ちゃんたちが楽しみに待っている『コンフェイト』を差し出せと迫ったのだ。コンペイトウは信長の時代にポルトガルから日本へ入ってきた砂糖菓子。現在のように可愛いお菓子ではなかったであろうが、この時代の砂糖は、間違いなく高価であったことは想像できる。

   義昭がコンフェイトを掴んでは頬張り、バリボリとかみ砕く様子は、もはやモンスター。あら?こんな人物像だっけ?と首を傾げてしまったのは私だけではなかろう。この将軍様の登場はネットも騒然。「目に焼き付いて離れない」「新太さんらしい演じで笑えた」「足利義昭インパクトすごかったなぁ」「マジ笑いしてお腹痛かった」など大反響であった。

   とにかく義昭にあっ気にとられてしまったのだが、家康が「松平を改め徳川である」といくら説明しても、松平を連呼。そして「官位を金で買いやがって」と言い捨てたのには、いきなり鋭利な物でサッと指を切ってしまいそうになった時のようにドキリとした。さすが古田新太のパンチの聞いた演技、隙が無い。家康への「嫌味」であろうが、将軍である自分に断りもなく、勝手に名を変えやがってということのようだ。

   なぜ義昭を征夷大将軍に擁立したのか、信長にはもちろん思惑があったであろうが、それは来週以降に語られそうだ。それにしても古田新太さんの義昭がどれほどモンスターに描かれるのか、松潤家康とどう絡んでいくのか、ますます楽しみである。

(Y・U)

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