坂本龍一さんを追悼 「(作品は生き続け)これからも新しいファンを獲得」(谷原章介)

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   新MC・小室瑛莉子アナを迎えて始まった3日(2023年4月)の「めざまし8」。トップニュースは、音楽家の坂本龍一さんの訃報だった。

   坂本さんの音楽をBGMに、坂本さんの足跡や音楽に込めた思いを30分ほどかけて映像で振り返った番組。自然環境にも関心を寄せていた坂本さんが、亡くなる直前に神宮外苑再開発計画に反対し、小池百合子知事らに手紙を送っていたことも伝えた。

  • 坂本龍一さんへの追悼の声が相次いで寄せられている
    坂本龍一さんへの追悼の声が相次いで寄せられている
  • 坂本龍一さんへの追悼の声が相次いで寄せられている

「音が研ぎ澄まされていって...」

   MCの谷原章介は沈痛な面持ちで「今年(2023年)1月に高橋幸宏さんがお亡くなりになって、ここでまたすぐに坂本さんが旅立たれるとは想像もしていなかったです」。

   西岡孝洋アナはここで「坂本龍一さん力尽く」(スポーツ報知)、「世界のサカモト死す」(サンケイスポーツ)など、スポーツ各紙が一面で伝えた見出しを読み上げた。

   西岡アナはさらに、所属事務所から各報道機関に送られた文書の最後に書かれていたという一節を紹介。

「芸術は長く、人生は短し(Ars longa, vita brevis)。これは古代ギリシャの医学者の言葉とされているのですが、坂本さんが好んで使っていた一節ということです。意味として『人生は短いが、作品は永遠に生き残る』という思いが込められているそうです」。

   古市憲寿(社会学者、作家)「『「ぼくはあと何回、満月を見るだろう』(新潮)という連載の中で『曲のできるひらめきは一瞬だ』というフレーズがあった。『戦場のメリークリスマス』でさえも、30秒くらいでアイデアが浮かんだらしいんです。1分でも2分でも命が延びれば新しい曲が生まれるってことを書いていて。もしかして、最後の最後の瞬間まで曲と向き合っていたのかな」

   長谷川ミラ(モデル)「音楽家としての坂本さんはもちろんですが、反戦や環境問題に関する発信を積極的にされているイメージがありました。説得力のある大人が1人いなくなってしまったんだなと思うとすごく悲しいです」

   谷原「YMO時代から映画、音楽、様々な印象的な作品がありますが、どんどんどんどん純度が増していったと言いますか。音が研ぎ澄まされていって本当に耽美な世界を作られた方だと思います。お亡くなりになりましたが、作品は本当に長く生き続け、これからも新しいファンを獲得していくと信じております」

(ピノコ)

姉妹サイト