<1年前のワイドショー>新年度を迎え、昨(2022)年今ごろのワイドショーは、新しくなる様々な話題を報じていました。「変化」をキーワードに、(J-CAST)ワイドショー通信簿が取り上げた項目をいくつか紹介します。
羽鳥慎一「このフレッシュさを...」
「キエフ→キーウに 読み違え不安?(略)」(2022年4月1日、フジテレビ系「めざまし8」)は、政府がウクライナの地名を、ロシア語読みからウクライナ語に基づく呼称に改めると、3月31日に発表したとあります。ゼレンスキー大統領が前週に国会でオンライン演説したこともあり、ウクライナへの連帯を示す狙いがあるとのこと。
首都は「キエフ」から「キーウ」に、原発事故があった「チェルノブイリ」は「チョルノービリ」。ほかにも、「オデッサ」は「オデーサ」に、「ドニエプル」は「ドニプロ」に。新しい呼称に司会の谷原章介さんは「今回、初めて知った地名もある。チェルノブイリは昔からすり込まれていた。努力したいと思います」とコメントしていました。
出演者が新しくなる話題もありました。テレビ朝日では、「モーニングショー」と、前の時間帯の「グッドモーニング」とで、互いのアシスタントアナが入れ替わりました。
「斎藤ちはる『卒業』にポロポロ涙(略)」(同4月1日、テレビ朝日系「モーニングショー」)は、斎藤ちはるアナが最終日にポロポロと涙を流した、とあります。斎藤アナは乃木坂46の元メンバーで、3年前の4月1日、入社式前に番組デビューという異例の抜擢だったそうです。そして、「森山みなみアナが『就任』あいさつ(略)」(同4日)は、番組冒頭で司会の羽鳥慎一さんから紹介された森山アナが、カメラに向かってにこやかに、そしてすらすらと自己紹介を交えたあいさつをした、と伝えています。羽鳥さんが「このフレッシュさを見習いましょう」とコメンテーター陣に声を掛けると、タレントの石原良純さんは「ちゃんとしてる! カンペなしであんな長いセリフ言えないよ、なかなか」と感心した様子だったようです。
新学期の話題もありました。すでに翌年に向けたランドセル商戦が始まっているというのです。「来年用『ラン活』 トレンドは『大容量』と『ジェンダーレス』」(同4日、TBS系「THE TIME,」)は、横浜市のランドセル展示会に行列ができたという「ラン活」を紹介。「この時期からランドセルを選ばないと、気に入ったランドセルがなくなっちゃう」という親や祖父母が並んだ、とあります。
しかし、番組が調べた関心度ランキングのトップは「セブン・ファミマの春の値上げ」だったとあり、「サラリーマンのお昼には大打撃です」(20代男性)と嘆く声があがっていたようです。
今(2023)年も値上げが続きます。春の陽気の半面、懐はさらに寒くなりそうです。
(コムギ)