WBCで優勝した「侍ジャパン」フィーバーが続いています。今週(3月27日~)もワイドショーは、優勝トロフィーを見るために長い行列をつくった人々の熱気や、帰国会見で栗山英樹監督が語った選手の指導術など、視点を変えた話題を取り上げていました。
ヌートバー選手の母・久美子さんにも注目集まる
(J-CAST)ワイドショー通信簿の「7時間待ち、それでも『見たい』優勝トロフィー(略)」(27日、TBS系「THE TIME,」)は、26日の日曜日、東京ドーム内の野球殿堂博物館に、雨にもかかわらず7時間待ちの長蛇の列ができたと報じています。同館では「侍ジャパン、世界一への挑戦」という企画展が開催され、大谷選手らが持ち上げた優勝トロフィーが期間限定で展示されました。重さ約12キロ、高さ約60センチで、台座部分には選手たちが持った手の跡も残っていたようです。
「栗山監督、『理想の上司』ランク入り確実視(略)」(28日、「THE TIME,」)は、栗山監督が日本記者クラブで27日に行った記者会見での発言を元に、個性派ぞろいの選手をまとめあげた「栗山流リーダー術」の3つのポイントを紹介しています。
1つ目は「正面からぶつかる」ことで、「選手と話すときに真正面に近づいて真正面から話す」といいます。2つ目は「不安を表情に出さないこと」。決勝戦でダルビッシュ投手が打たれた際も表情を変えなかったそうです。3つ目は「選手を信じること」で、「最後はあの2人(ダルビッシュ選手・大谷選手)ぐらいしか(重圧を)超えられない。彼らがやられるならしょうがない。そこまで僕は信頼している」と語ったといいます。
「できるからやるのではなく、やると決めたらやる。『やるかやらないか』と『できるかできないか』という違いはすごくある」との発言も紹介。街頭インタビューでは、栗山監督を理想の上司、とする声が多数あったようです。
「ヌートバー母・久美子さん 羽鳥慎一『これからも出演してくれますか?』」(29日、テレビ朝日系「モーニングショー」)は、ヌートバー選手の母・久美子さんへのオンライン・インタビューを紹介しています。
前日の番組は、いつもは野球を見ない女性たちが視聴率を押し上げことを取り上げ、なかでも久美子さんの存在が大きかった、と分析していました。わが子を心配する母親の気持ちが伝播し、家族と同じような目線で選手たちを応援していたというのです。
その延長企画としてインタビューが組まれたと思われますが、司会の羽鳥慎一さんが「お母さんの人柄も最高ですよ。これからも出演してくれますか」と問いかけると、久美子さんは「うれしいですが、私はもう引退しますと言っているんですよ。普通のお母さんに戻ります」との反応だった、とあります。
日米ともにプロ野球が開幕しました。WBCの歓喜に引っ張られ、これからも野球関連の話題が増えそうです。
(コムギ)