加藤シゲアキの「言葉選び」 鈴木奈穂子アナが注目した表現とは

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   「NEWS」のメンバーで、作家や俳優としても活躍する加藤シゲアキさんが3月31日(2023年)の「あさイチ」(NHK総合)に生出演した。

   この日は連続テレビ小説「舞いあがれ!」の最終回だったが、加藤さんは「舞い上がりましたね。舞ちゃんがパイロットになる夢を諦めたときにはちょっと複雑な思いだったんですけど、こうやって舞い上がる姿を見て、人生に無駄なことはなかったなとホッとしました」と、キャスター陣の朝ドラ受けにも参加。

  • NHKの「あさイチ」番組サイトより
    NHKの「あさイチ」番組サイトより
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著書『オルタネート』から

   鈴木奈穂子アナは、小説家としての加藤さんの言葉選びに注目。吉川英治文学新人賞を受賞し、直木賞候補にもなった小説『オルタネート』から「帰り道、夜風がふわりと体を撫で、体温を散らす」という一文を読み上げると、「『散らす』っていう表現がすごーいって思いました。随所にこういうステキな描写があるんです」と紹介した。

   博多大吉キャスターは、加藤さんに「風が吹いた」という文章を色々な形で表現することをリスエスト。

   加藤さん「『風が肌を撫でた』とか、『耳をくすぐる』、『風が抱きしめた』みたいなこともあるかも。『風の匂いが鼻をかすめた』とか。とにかく、そういうの(色んなバリエーション)を引き出しの中に入れておく」

   華丸「俺、いきものがかりの曲しか流れてこない。風が吹ーいているー♪って」

   大吉「その辺の連想ゲームからオジサンは抜け出せなくなるから」

   加藤さんは、「NEWS」のメンバーがどんどん脱退していき活動休止も経験した中で感じていた葛藤も振り返った。

「仕事も月に3日くらいしかなくなっちゃって。脱退するかどうかっていう時に『自分には何もないな』って思って。何を自分はやりたいんだろう。この先、芸能界で戦っていくのか。アイドルってだけでどうやって戦えばいいのか分からなくなって。とにかく出来ることをなんでもやろうって気持ちに切り替えて、それが小説を書く1つの原動力でした」

   鈴木アナ「そこから10年以上書き続けてきたわけですけど、どうですか?そこから見えてきたこととか、今改めて思うこととか」

   加藤さん「続けて良かったと思います。しんどい時もたくさんあるのですが、最低10年くらいかかるなって思いました。何かをある程度形にするというか、一人前になるまでは」

   4月1日からは舞台にも出演するという加藤さん。大吉キャスターは「24時間じゃ足りないと思うんだよね。いつ(新作の原稿)750枚書いているの?」と不思議そうだった。

(ピノコ)

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