きょう31日(2023年3月)で17年の歴史を終える「スッキリ」最終回。いよいよ後半になって東京スカパラダイスオーケストラが演奏し宮本浩次が名曲「俺たちの明日」を熱唱。スタジオ外の廊下で歌い始めると、ズラリと並んだ関係者たちがスタジオに向かう宮本を見送る。阿部祐二リポーターの姿もある。ゆっくりと歌いながら前進した宮本はスタジオに入ると、司会の加藤浩次と肩を組み、森圭介アナら出演者に会釈しながら登場。盛り上げるスカパラの面々と絡みながら最後まで歌い上げた。
聴き終わった加藤は「最高でした。素晴らしい。最高の締めくくりができました。感謝しかないです」と上気した表情で感謝を述べる。そして森アナに「森くんは縁の下の力持ちとして、誰よりも調べるのが早くて、ありがとうございました」。涙ぐむ岩田絵里奈アナに「私生活を投げうって9時に寝て、頑張ってくれた。これからは私生活を頑張ってください」と感謝を述べた。
「身も心もスッキリしました」
レギュラーコメンテーターで「マキシマム ザ ホルモン」のナヲ、SHOWROOM代表の前田裕二、読売新聞特別編集委員の橋本五郎が挨拶した後、岩田は「スッキリ担当になったばかりは何もできなくて、申し訳なくて...。この番組で初めてアナウンサーになれた」とコメント。森アナは「原稿通り、台本通りにするのがアナウンサーだと新人研修では言われていたのですが、この番組に来てテリー伊藤さんから『台本通りにやってるんじゃないよ!』って怒られました。加藤さんからは『目の前で起きていることの熱に敏感でいなさい』と教わりました」と話した。
加藤浩次は「19歳で15万円だけ握りしめて東京に出てきて、今53歳です。東京生活34年の半分、17年がスッキリでした」と話し始め、「芸人時代は暴れん坊で、アイドルをぶん投げたりもしていたそんな人間ですが、この場所に立たせていただいて、1年くらいで終わると思っていたくらい。皆さんのおかげで17年続きました。17年のスッキリで、オレめちゃくちゃ更生したなと思います。身も心もスッキリしました。皆さんが導いてくれました」と感謝の思いを述べた。
さらに加藤は「17年間を振り返った時に、時代が変わっているなと思う。テリーさんと始めた時には、時代も寛大だった。厳しくなることがいいこともあると思うんですが、その反面で息苦しいとか生きづらいと思ってしまう人もいるかもしれない。そういう人のために、気の抜ける場所としてスッキリを頑張ってきた。時代が変わる中でスッキリの役割を果たしたと思っています。次の番組、そしてテレビの新しい未来のためにスッキリがここで終わって、次に進む。僕も含めて次に進みたいと思います」と宣言。
最後に「17年やった自分に言いたいと思います。17年間できるの、当たり前じゃねぇからなー! さようなら」と叫び、スタジオ中から拍手を浴びた。
(バルバス)