北海道でシカと車の衝突事故がつづいている。「映像をご覧ください」と31日(2023年3月)のモーニングショーで司会の羽鳥慎一。札幌市内の国道を走っていた車の前に、左横の高さ5、6メートルの壁上にある柵を飛び越え、大型のシカ2頭が落ちてきた。間一髪で運転手はハンドルを切りのがれたが、付近に商業施設が立ち並ぶ市街地でこうなのだという。
シカ関係交通事故の話で...
2021年に根室で撮影された映像には、シカ2頭が飛び出し、1頭が車と衝突した。白老町で去年発生した車両火災はシカの衝突が原因だった。苫小牧市の線路で撮影された映像には、シカの群れに列車が警笛を鳴らしながら接近。「あー、あー」と撮影者の叫び声。シカは寸前で回避し、逃げ去った。
去年北海道のシカ関係交通事故は4480件。6年連続で最多を更新し、調査を開始した2004年の3.8倍。札幌周辺が40%を占める。
狩猟者が高齢化で不足し個体数が増えたところへ、今年は例年より早い雪解けで、シカがエサを求めて市街地へ出てくるという。
廣津留すみれ(バイオリニスト)「アメリカの森を走ると、住んでいる人は慣れているから『シカだ、スカンクだ』と分かる。市街地では慣れていない人が大半だから、よけるのはむずかしい」
長嶋一茂(元プロ野球選手)「シカが住んでいた所に人間が道路をつくっちゃった。25歳の時、フロリダで乗っていたバスが揺れた。何かと思ったら、10メートルぐらいのワニをひいた」
羽鳥「人が住む所と動物が住む所が重なってきているということですね」
(あっちゃん)