NHKの朝ドラ「舞いあがれ!」3月30(2023年)放送回。2020年、パンデミックのなか舞(福原遥)は刈谷先輩(高杉真宙)たちと一緒に空飛ぶクルマ開発を進めているなか、まだ課題は残しつつ完成まで着々と進めている。(ネタバレあり)
一方、短歌が詠めずに苦悩する貴司(赤楚衛二)はパリで八木(又吉直樹)と再会したあと、スランプから脱出。コロナ禍でパリからの帰国が困難であったものの、なんとか家族に会いたいに帰ってくることができた。
いよいよ空飛ぶクルマが...
空飛ぶクルマの開発、貴司の帰還にしても、恐怖と背中合わせで人間の動きが何もかも止まってしまった時期があった。そこから抜けたばかりの現在だが、つい数年前のこととはいえ、振り返ると世界中が不安一色であったと改めて思う。舞たちの事業もどれほど足踏みしたことであろうか。
そして時が流れて、IWAKURAを引っ張ってきためぐみ(永作博美)が、いよいよ引退を決めた。めぐみがいずれ、ばんば(高畑淳子)を連れて五島へ帰ると言ってから7年も経っていることになるのか...。
今思えば、めぐみが浩太(高橋克典)の急逝で、IWAKURAの社長を引き継ぐと決めたのは、一大決心であった。借金を抱えて生きた心地がしなかったかもしれないけど、社員に恵まれて、東大阪の工場チームに支えられて、また大手の自動車メーカーにも助けられて頑張ってきました。
社員全員が集まって行われた社引き継ぎシーンでは、めぐみに花束が渡され、サプライズで、舞と兄・悠人(横山裕)が登場。娘と息子からの花束は一生忘れられないでしょうね。永作さんの演技がとてもリアリティあって感涙であった。「めぐみさん、今度こそ心の底から嬉しい笑い泣きだったね」「めぐみさんに ねぎらいの花束を渡していた悠人の笑顔がまぶしかった」「花束持って来たハルト兄ちゃんに涙腺崩壊」などの反響がSNSに。めぐみさんお疲れ様でした。ばんばと五島でゆっくり暮らしてくださいな。
(Y・U)