昨2022年11月に61歳で亡くなった俳優の渡辺徹さんのお別れの会が、きのう3月28日、東京都内で開かれた。29日の「めざまし8」が伝えた。
「監督、(略)中止してください」
会には、歌手の和田アキ子や落語家の笑福亭鶴瓶、俳優の中村雅俊ら約1200人が集まった。祭壇は、太陽のような渡辺徹をイメージしたヒマワリなどで彩られ、笑顔の遺影が飾られた。喪主を務めた妻の榊原郁恵(63)は「この会をするにあたって、色んな方が『徹のためなら』ということで、なんてこの人は皆さんに愛されていたんだろうか、いや違うんだ、この人はこうやって皆さんと向き合ってきたんだと思いました」などと挨拶した。
出席した俳優仲間らは、会の後、渡辺徹さんとの思い出話を報道陣に語った。
内藤剛志(俳優)「初めて仕事をした日、僕は初めての子どもが生まれた日だったのですが、徹に言ったら、徹は『監督、内藤さん子ども生まれたんで、(撮影を)中止してください』と言ってくれて。『じゃあ、内藤行け』と、徹の万歳三唱のもと、僕は子どものところへ行きました」
伊達みきお(お笑いコンビ「サンドウィッチマン」)「メールのやりとりをすると、突っ込むのを40回ぐらいやって終わらないんですよ。(僕が)飛行機に乗ってるときも7件ぐらいメールが入っていた」
亡くなる直前、番組で共演したタレントの薬丸裕英は、榊原と3人で最後の対面をした時のことを振り返り、「眠っている徹さんの横顔を見ながら、(榊原が)『横顔を気にして見てなかったけど、こんなに鼻が高くてかっこよかったのね』とおっしゃった一言が、僕の胸に残っていますね」と語った。
MCの谷原章介「徹さんを送るために集まった様々なジャンルのみなさんの表情や思い出の言葉から、渡辺徹さんの人柄やいかに愛されてきたかを感じますね」
(キャンディ)