栗山監督、「理想の上司」ランク入り確実視 安住紳一郎アナが気になった点

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   昨日27日(2023年3月)、WBCで侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹監督が日本記者クラブで会見を開いた。「人生の中でこれからあんな感じに追い込まれていくことは、ないだろうな」とWBCを振り返った監督だが、28日の「THE TIME,」ニュース関心度ランキングでは「栗山流 心をつかむコツ」が1位となるなど、個性派ぞろいの選手をまとめあげた栗山監督のリーダー術に関心を寄せる人は多い。

   ポイントその1は「正面からぶつかる」こと。「今どきの若者と向き合った際に、がっちりハートをつかむコツなどあれば」という質問に、栗山監督は「僕もその答えがわかったらすごく幸せ。選手と話すときに真正面に近づいて真正面から話すということをやってしまう。選手からすれば面倒くさいかなと思うんですけど、自分の思いは自分でしっかりと正面から伝えなければいけない」と答えた。

  • 栗山英樹監督(写真:つのだよしお/アフロ)
    栗山英樹監督(写真:つのだよしお/アフロ)
  • 栗山英樹監督(写真:つのだよしお/アフロ)

「9位とか10位の人が来年...」

   ポイントその2は「不安を表情に出さないこと」。決勝戦でダルビッシュ投手がホームランを打たれた際も「僕の表情や立ち姿が選手たちの不安を煽るのはわかっていた」と表情を変えなかった。

   そしてポイント3は「選手を信じること」。「決勝戦に若いピッチャーたちどんどん突っ込んでいったけれど、一人一人に聞いたら『足が震えてた』とか『全然覚えてない』とか。後ろに行くほどプレッシャーがかかる。最後はあの2人(ダルビッシュ選手・大谷選手)ぐらいしか超えられない。彼らがやられるならしょうがない。そこまで僕は信頼している。送り出した時点で僕の仕事は終わった」と、選手への信頼を語った。

   子どもたちに向けては「できるからやるのではなく、やると決めたらやる。『やるかやらないか』『できるかできないか』という違いはすごくあるような気が」と呼びかけ、最後は座右の銘である「夢は正夢」とともに「子どもたちの成長をみんなでつなげていけたら嬉しい」と会見を締めくくった。

   街頭インタビューでは「栗山監督が会社にいて上司だったら良いなと思います」「理想の上司。会社にいたらいいなと思える存在」「部活でチームプレーやってるんですけど、選手のことを信じられる栗山監督みたいな上司がいる環境だったら自分も社会で活躍できるんじゃないか」など、栗山監督を理想の上司とする声が聞かれた。

   司会の安住紳一郎「選手と本音でぶつかりあえる監督、こんな上司の下で働きたい、そんな声がネットにもあふれていました。余計なことかと思いますが、明治安田生命調べ理想の上司ランキング、来年は栗山英樹さんが上位に入るだろう、そんなことを考えてしまいました。そうしますと9位とか10位の人が来年落ちるだろうと思います。そうしますと9位、私とラヴィットの川島さんが入ってますから来年は多分どっちかがランク外ということになるかなと思います。1年間いい思いさせてもらいました」

(みっちゃん)

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