「どうする家康」氏真(溝端淳平)と糸(志田未来)の夫婦に涙 「幸せに暮らしてほしい」

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   NHKの大河ドラマ「どうする家康」3月26日(2023年)放送の第12回「氏真」で、今川氏真(溝端淳平)と妻の糸(志田未来)の夫婦の姿が、視聴者の涙を誘った。(ネタバレあり)

   武田軍から攻め込まれ、掛川城に落ち延びた氏真に、糸が「我が父と兄が、我らを受け入れると申してくださったはず。何故、北条に身を寄せられぬので...」と聞くも、氏真は「逃げるなどありえぬ!」と返し、徳川家康(松本潤)と戦うことになる。

  • NHKの「どうする家康」番組サイトより
    NHKの「どうする家康」番組サイトより
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「妻1人を幸せにしてやることなら、できるやもしれぬ」

   14年前、氏真は父の義元(野村萬斎)に、瀬名(有村架純)を「是非とも我が妻に迎えとうござりまする」と訴えたが、今川・北条・武田の三国同盟を強固にするとして、義元の指示で北条氏康の娘の糸と結婚することに。朝早くから夜遅くまで、剣術や勉学に励む氏真を、糸は「殿、根を詰めすぎるとお体に障ります」などと気にかけてきたが、氏真はすげなく接していた。

   徳川勢と氏真の戦いは長期戦の末、氏真がついに負傷する。氏真は糸に

「今すぐ女どもを連れて、抜け穴から出よ。うまく逃げて、北条に身を寄せよ。そして氏真は、立派に戦って討ち死にしたと伝えよ」

と指示する。糸は「お屋形様、もう十分でござい...」と言いかけて氏真の肩に触れようとするが、氏真に「早う出よ!」と声を上げられ、なすすべなくその場から離れた。

   いよいよ家康と氏真の直接対決となり、家康にみぞおちを突かれた氏真が自ら首を切ろうとしたところを家康が止める。そこに徳川勢に捕らえられていた糸がやって来た。

   義元は桶狭間合戦で氏真に今川家の留守を任せる際、氏真に「そなたに、将としての才はない」と言っていた。氏真がその場から走り去った後、義元が糸に「己を鍛え上げることを惜しまぬ者は、いずれ必ず天賦の才ある者をしのぐ。きっと、よい将になろう」と話していたことを糸が明かし、

「お義父上は、あなた様をずっと見ていらっしゃいました。そして、ずっとあなた様をお認めでございました」

と伝えた。

   糸は氏真の肩に手を添え、「もう、十分でございます。そこから降りましょう。降りて、楽になりましょう。糸は、蹴鞠をするあなた様が好きでございます。勇ましく戦うあなた様より、ずっとずっと好きでございます」と声をかける。

   氏真は武器を捨て、家康に北条へ逃げる力添えをするよう頼む。氏真は「世は何一つ事をなせなかったが、妻1人を幸せにしてやることなら、できるやもしれぬ」と言って糸の手を取り、2人は寄り添って掛川城を後にするのだった。

   心を通わせた氏真と糸の姿に、ツイッターなどでは

「氏真の妻 糸 がすごく健気だった。氏真のことを常に思い、寄り添おうとする糸に心を打たれた」
「糸ちゃん...切ない。婚礼日からずっとあんなに冷たくされてたのに。ずっと氏真が好きだったんだろうなあ。その思いがようやく届いて良かったよお~涙」
「泣いた...氏真さん、憑き物がとれたようなお顔に。氏真さんと糸さん、幸せに暮らしてほしい...」

といった声が上がった。

(TT)

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