京都タリウム殺人、意識不明の叔母からもタリウム検出 羽鳥慎一「新たな事実です」

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   京都の女子大生が劇薬のタリウム摂取によって殺害された事件で、逮捕・起訴された男(37)の叔母も3年前から意識不明の重体となっており、体内からタリウムが検出されていたことが明らかになった。きょう27日(2023年3月)の「モーニングショー」で、MCの羽鳥慎一が「新たな事実です」と伝えた。

  • 叔母と事件との関係は…
    叔母と事件との関係は…
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被告の男は黙秘続ける

   被告の男は、昨2022年10月、女子大生(21)を殺害した罪で起訴されている。殺害に使われたとみられているタリウムは、わずか1グラムほどで死に至るという劇薬。女子大生の体調が急変した当日、男のスマホにはタリウムが使われた過去の事件や中毒症状について検索した履歴が残っていたという。男は調べに対し、黙秘を続けている。

   男の叔母(61)は2020年7月ごろ、突然体調を崩し、今も意識不明の重体で入院しているが、女子大生事件を受けて警察が当時採取された叔母の血液を鑑定したところ、タリウムが検出されたという。

   叔母の入院から3カ月後、被告の男は叔母の不動産会社を引き継いでいる。

   番組が取材した叔母の知人は「トライアスロンもしているような人ですごく元気そうでした。(被告の男に対しては)我が子のようにという感じで、良くしていたと思います」などと話していた。

   今後の捜査の行方について、元東京地検特捜部検事の若狭勝・弁護士は「叔母から検出されたタリウムが女子大生のものと一致すれば、客観的な状況証拠を持つ。叔母についても起訴できれば、2つの事件が互いに立証を支え、検察に有利になる」とコメントした。

   石原良純(気象予報士)「当時の血液が保存されていたということは、不審に思った人がいたということでしょうね。ただ、こういう薬物による殺人は、和歌山のドンファン殺人事件のように立証が難しいという印象です」

   山口真由(信州大学特任教授)「私も同じ印象を受けました。叔母のことが隠し玉なのかもしれませんが、そうはいっても状況証拠の積み重ねでしかない。かなりギリギリのケースだと思います」

(キャンディ)

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