香港でホラー「プーさん」上映中止 習政権に忖度?「中止する理由を言わないと」(加藤浩次)

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   森圭介アナが「今朝の一面」のコーナーで「ホラー版の映画『くまのプーさん』が香港で上映中止となりました」と切り出し、「この映画はプーさんを殺人鬼として描いたものです」と補足した。24日(2023年3月)の「スッキリ」。

  • 関係の有無について憶測をよんでいる(中華人民共和国中央人民政府サイトより)
    関係の有無について憶測をよんでいる(中華人民共和国中央人民政府サイトより)
  • 関係の有無について憶測をよんでいる(中華人民共和国中央人民政府サイトより)

習近平国家主席に「クマのプーさんに似ている」指摘

   映画は、森で野生化したプーさんとプーさんの親友・ピグレットが血の味を覚えて、新たな獲物探しの旅に出る物語。「くまのプーさんの原作は2022年に著作権が切れており、英国の制作会社が作ったホラー作品。この映画は2月に米国で公開されており、香港でも3月23日に公開される予定だったが、21日に突然、配給会社が上映中止を発表した。

   突然の中止の背景について、森アナが「憶測ではありますが、中国のSNSなどで『クマのプーさんに似ている』と言われてきた習近平国家主席の存在があると言われています。習政権を批判する際に、『プーさん』が隠語として使われたこともあり、SNS上では『当局の圧力ではないか』という声も上がっているということです」と説明。2018年には中国当局が「くまのプーさん」の実写版映画の公開申請を却下していることも、この憶測の材料になったとされている。

   司会の加藤浩次が「この憶測が本当だったらちょっとねぇ......」と言うと、読売新聞特別編集委員の橋本五郎は「習政権はどんどんどんどん権力が強くなっているので、周りが忖度しているのかもしれないですね。どちらにせよ、こう見られること自体で中国に対するイメージが違ってくる」と指摘。

   加藤は「そうですね。だからこそ、中止する理由を言わないといけませんね」とコメント。

   ローター通信は、映画関係者の話として「偶然ではありえない」と伝えている。

(バルバス)

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