大谷翔平「憧れからの脱却」論を深堀り モーリー・ロバートソン「日本社会に新たな扉が開かれたかも」

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   森圭介アナが「さあ、お伝えします。WBCです。日本がやってくれました」と嬉しそうに話すと、司会の加藤浩次も「悲願ですよ。アメリカに勝っての優勝ですから」と笑顔で答える。スッキリでは日本各地に取材陣を派遣し、昨日22日(2023年3月)に米国との決勝戦を3対2で勝利し、14年ぶりの世界一に輝いた侍ジャパンを大きく取り上げた。

   試合は、2回表にホームランで1点先行されるも、その裏に村上宗隆が同点アーチ。ヌートバーの内野ゴロの間に加点して逆転。さらに岡本和馬のホームランで3対1。日本の誇る豪華投手リレーでリードを守り、8回はダルビッシュ有が、9回には大谷翔平が登板。2死で迎えた大谷の同僚のトラウトを、大谷が三振に打ち取りゲームセット。その瞬間をVTRで見た加藤も「すげえ!」と唸る劇的な展開だった。試合後に行われたシャンパンファイトでは選手たちが全身で喜びを表す姿も紹介した。

  • WBCの余韻にひたる人も(写真はイメージ)
    WBCの余韻にひたる人も(写真はイメージ)
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加藤浩次「うん、すばらしい!」

   日本優勝の号外が配られた新橋駅前には黒山の人だかりができ、駅員がハンドスピーカーで「押さないでくださ~い」と叫ぶほど。江戸川区の弁当店では、優勝記念としてカツカレー100食とウナギ弁当20食が無料で振舞われた。本塁打を打った村上選手と同じ名前の宗隆寺(川崎市)には御朱印を求める人の行列ができていた。

   各地での喜びの瞬間を映した映像を見た加藤浩次は「うん、すばらしい!」と拍手し「選手の皆さん、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした」とコメント。ゲスト解説の元侍戦士・内川聖一氏も「日本中の期待を背負って戦ってくれ、感動を与えてくれたのは本当にうれしいですね」と喜びを示した。

   経営コンサルタントの坂口孝則は「経済効果は600億円とも言われていますが、昨日私も試合をテレビで見ていて、勝った瞬間隣の部屋から歓声が聞こえた。試合中は経済活動も止まってしまっていたので、経済効果としては相殺されてしまっているかも」とコメント。

   加藤は「会見でダルビッシュ選手も言っていましたが、野球って局面局面で一個人にスポットが当たることが多いんですが、今回の日本代表は本当にチーム一丸になっていた。チームの空気がいいと、強い相手にも勝てるということなんですね」と話した。

   内川氏は、村上の同点弾の後、後続が繋いでヌートバーの内野ゴロの間にもう1点追加したことを勝因に挙げ、さらに「延長戦もありうるので本当は大勢を残しておきたいところで、7回に大勢、8回にダルビッシュ、9回に大谷と、9回でけりをつけようとする継投を見せた。そんな栗山監督の全力の継投策には胸が熱くなった」と話した。

   さらに加藤が試合前の声掛けで大谷が「憧れるのをやめましょう」と言ったことに触れると、ジャーナリストのモーリー・ロバートソンは「憧れからの脱却というのはすごいと思いました。だって、それって日本全体のテーマでもありますよね。アメリカという戦後の大きな存在があって、それを気にしないで日本らしさを前回に出していくことをやってくれた。日本社会に新たな扉が開かれたかもしれませんね」と語った。

(バルバス)

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