2024年放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」の新たな出演者を、23年3月20日に同局が発表した。
吉高由里子さん演じる紫式部の、「源氏物語」の恋愛ストーリーの原動力となる「秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性への想い」を描く作品。これまで、紫式部の「生涯のソウルメイト」藤原道長役で柄本佑さん、陰陽師の安倍晴明(あべの・はるあきら)役でユースケ・サンタマリアさんらの出演が発表されていた。
「道長にとっては尊敬しつつも煙たい存在」
今回発表されたのは、道長の嫡妻、源倫子(ともこ)役の黒木華さん、藤原公任(きんとう)役の町田啓太さん、紫式部(まひろ)の夫、藤原宣孝(のぶたか)役の佐々木蔵之介さんらのキャストの中でも注目を集めているのが、道長の先輩、藤原実資(さねすけ)を演じるお笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さんだ。
実資は
「藤原小野宮流の当主。有職故実(政治や儀式のしきたり)に詳しく学識がある。正義と筋道を重んじると同時に、プライドが高い頑固者でもある。道長にとっては尊敬しつつも煙たい存在」
という役どころだ。
大河ドラマ初出演となる秋山さんは、
「個人的に実資さんは歴史の授業でも習った記憶がなく、ネタでもやったことがありません。ですが藤原道長さんの先輩にあたり、大変ユニークでなかなかやり手な方だったと聞いてワクワクしています」
と前向きにコメントしつつ、
「僕に実資さんが務まるのか心配ですが一生懸命やらせていただきます。コントキャラみたいになっちゃわないか心配ですが、、」
とユーモアを交えながら謙虚な姿勢を見せている。
脚本担当の大石静さんによると、秋山さんは「念願中の念願キャスト!」だったそうで、
「これまで何度も玉砕して来たのはユースケ・サンタマリアさんと同じです。やっとご一緒出来てうれしい限り。思いっきり好き勝手にやって欲しいです」
と喜びを語っている。
ツイッターなどでは
「ロバート秋山さん出演大河、どう考えても強キャラで楽しみでしかない」 「イメージ通りのコント風キャラになるか、逆にシリアス演技が怖い可能性も...!」 「ロバート秋山に思い切りやらせるつもりなんですね大石さん 大丈夫ですか?(めちゃ楽しみにしてます)」
と、期待の声が上がっている。
お笑いタレントからは他にも、藤原斉信(ただのぶ)役で「はんにゃ」の金田哲さんが出演する。
(TT)