「将棋の藤井聡太竜王が、快挙を達成しました。きのう(2023年3月19日)、棋王というタイトルを取りまして、6冠達成となりました」と森圭介アナが20日の「スッキリ」で切り出した。
森アナは続けて、これまで藤井六冠が獲得してきたタイトルを順に説明。「『棋聖』、『王位』、さらには『叡王』。『竜王』も取り、『王将』を取って、今回、6冠目の『棋王』ということになりました。8つあるわけですから、残るは『名人』と『王座』。この2つとなりました」。
「八冠への思い」は?
六冠は、羽生善治九段以来、史上2人目。20歳8カ月での達成は、羽生九段が持っていた24歳2カ月の最年少記録を大幅に更新することになった。
藤井六冠は渡辺明名人との対局直後、この記録について「まだまだ実力的には足りないところが多いと思うので、立場にふさわしい将棋をさせるように一層頑張らないといけない」とコメント。
また、会見で「八冠への思い」について聞かれると、「直接そこを目指すという意識はありませんし、まだ実力的にも足りないところが多いと思うので、まずは引き続き実力を少しでも高めていけるように取り組んでいければと思っています」と話した。
番組は、プロ入りから6年半の藤井六冠の会見での言葉を振り返った。
司会の加藤浩次「(プロ入りした)14歳の時から地に足が付いてて、ずーっと謙虚な発言を繰り返している。そういう気持ちがあるからここまで来ているんでしょうね」
杉山愛(元プロテニスプレーヤー)「一貫して変わらないですよね。ブレないというか。どんどんタイトルが増えても『どこまで強くなれるかが、自分にとって1番大事』と言っている。どこまで強くなるんだろう?頭の中はどうなっているんだろう?って思いますね」
加藤「本人の中では、自分が強くなるプロセスの中で結果として八冠があるだけで、タイトルがいっぱい欲しいっていうのはそこまでないのかな。我々すぐ結果だけを言っちゃうけど。『あと二冠取るためにはこうなんですー』って。でも、楽しみだよね。八冠見てみたい!」
渡辺名人との名人戦は、4月5日からだ。
(ピノコ)