「あのペッパーミルパフォーマンスが思わぬところで波紋を広げているようです」と切り出す「THE TIME,」の宇賀神メグアナウンサー。4年ぶりに声出し応援が解禁となった選抜高校野球大会で、おとといの開幕18日(2023年3月)の第一試合、東北高校対山梨学院での選手の行動が波紋を呼んでいる。
「選手を責めるのも違うと思います」
問題のシーンは試合開始直後、山梨学院選手のエラーで出塁した東北高校の1番バッターが塁上でペッパーミルパフォーマンスを行い、ベンチの選手たちもそろって同じポーズ。ペッパーミルパフォーマンスは、侍ジャパン・ヌートバー選手の活躍ですっかりおなじみとなったポーズだが、このとき選手は審判から「パフォーマンスはダメ」などと注意を受けたという。東北高校の佐藤洋監督は「なぜ注意を受けるのか分からない。日本中が野球で盛り上がって一つになっている。子どもたちは楽しんでやっているのになぜ大人が止めるのか、理由を聞きたい」
これに対し、日本高校野球連盟は「高校野球としては、不要なパフォーマンスやジェスチャーは従来より慎むようお願いしてきました。試合を楽しみたいという選手の気持ちは理解できますが、プレーで楽しんでほしいというのが当連盟の考え方です」とコメントした。
ヌートバー選手は「広まっていって大きなウェーブになっていることは面白いね」と笑顔でコメント。一方、視聴者からは「頭が固いし時代錯誤な気がする」(30代男性)、「相手がエラーして出塁だったのでいただけない。対戦相手へのリスペクトは大切にしないと」(40代女性)、「ガッツポーズはいいのになぜダメなの」(10代女性)など賛否が分かれた。
司会の安住紳一郎「(高野連のコメントをみると)エラー、ヒット関係なくやめたほうがいいということかもしれませんが、大会初日第一試合、一回の攻撃先頭バッターですからね。たぶん審判団はこれ(ペッパーミルパフォーマンス)出たら注意しようと決めていたのかもしれませんね。ただ、選手は張り切ってますからね。どうしても出ちゃうから。選手を責めるのも違うと思います。(パフォーマンスは)ガマンということかもしれません」
(みっちゃん)