大学時代の「なにわバードマン」の先輩だった刈谷(高杉真宙)と玉本(細川岳)が開発を進める「空飛ぶクルマ」の作業現場を見学した舞(福原遥)。「誰もが自由に空を飛べるようになることを目指す」という刈谷の言葉に、心を動かされる。
実用化された「空飛ぶクルマ」の部品製造を請け負うことができれば、東大阪の工場にとって大きなチャンスになるのではないか――。
祖母・祥子が舞にかけた言葉
舞は、刈谷たちの開発現場について笠巻(古舘寬治)に報告。笠巻はそのころ、「こんねくと」で子どもたちに技術教室を開いていたのだ。
「空飛ぶクルマ」開発への協力を真剣に考え出した舞は、御園(山口紗弥加)に相談。さらに、悠人(横山裕)には「資金提供してくれそうな投資家がいたら紹介してほしい」とお願いした。
悠人が長崎で働いている久留美(山下美月)と連絡に取りあっていることを知った舞は大喜び。2人の交際が順調に進むように願った。
舞の各方面への働きかけの甲斐があり、さらに渥美(松尾鯉太郎)も関わるようになり、すっかり活気づいた「空飛ぶクルマ」の開発現場。刈谷は、投資家に向けたプレゼン用に試作機づくりに挑戦していた。
そして、いよいよテストフライトのお披露目の日を迎えるのだった。
一方、貴司(赤楚衛二)は3冊目の詩集の出版の話を編集者の北條(川島潤哉)から持ち掛けられるも、うまく進まず思い悩んでいた。
思い詰めた貴司は「短歌をやめようと思う」と舞に告げる。「家族3人で暮らすことができれば、それだけで幸せだ」という貴司の言葉に舞は...。
その晩、帰宅せずに「デラシネ」に泊まることにした貴司。1人で家に帰り、夫のことを心配する舞に、祥子(高畑淳子)は慰めの言葉をかけるのだった。