「嘆く大人たち。その理由は、小学生から高校生までを対象に行われた調査です」ときょう17日(2023年3月)の「めざまし8」で堀池亮介アナウンサーが伝えたのは、「将来の夢」ランキングの結果だ。小学生、中学生、高校生のすべてで上位を独占したのは、「会社員」だという。
第一生命が行った「大人になったらなりたいもの」アンケート調査によると、小学生男子では1位が「会社員」、2位が「YouTuber/動画投稿者」、3位が「サッカー選手」。小学生女子では1位が「パティシェ」、2位が「漫画家/イラストレーター」、3位が「会社員」となっている。
「か、会社員が1位?もっと夢を持ってほしい」の声も
中学生では、男女ともに1位は「会社員」、3位は「公務員」と堅実志向が顕著に。高校生では、男女ともに1位が「会社員」、2位が「公務員」だった。ちなみに3位は男子が「ITエンジニア/プログラマー」、女子が「看護師」だった。
番組は、この結果について都内で大人たちに聞いた。
会社員の40代男性「あ~夢がないですね。会社員なんてね、目指すもんじゃないですよ。自分がやりたいこととか、もっとそういうことをできる職業を目指した方がいいんじゃないでしょうか」
会社員の60代男性「か、会社員が1位?もっと夢を持ってほしい。日本の将来、大丈夫ですか?」
ただし、「会社員としてどんな仕事がしてみたいか」という質問に対しては、小学生男子が「鉄道、自動車、科学技術・ものづくり」、女子が「科学技術・ものづくり、ファッション・美容、鉄道」を挙げており、調査を行った第一生命経済研究所の的場康子・主席研究員は「子どもたちにとっての『科学技術・ものづくり』は、デジタル技術の活用が視野に入っている。子どもたちには新しい景色が見えているのかもしれません」とコメントしている。
堀池アナ「細かいところまで見ると、決して夢がないわけではないようですね」
カズレーザー(お笑いタレント)「既存の分類に含まれない『会社員』も色々いる。我々大人になってしまった者が『大人になったらなりたいもの』に文句を言ってはいけない。(子どもたちは)夢にあふれていると思います」
(キャンディ)