大谷翔平がバントした。「びっくりしました」と司会の羽鳥慎一も言った17日(2023年3月)のモーニングショーは、きのう夜のWBC(ワールドベースボールクラシック)準々決勝イタリア戦の意表を突いたプレーに盛り上がった。
長嶋一茂「理屈でわかっていても...」
そこまで無得点だった3回裏、ランナー一塁の場面で打席に入った大谷が選択したのはなんとセーフティーバント。実況放送も「おおー、シフトの裏をかいた」と驚きの声を上げた。
その内野シフトは、サードが普段のショート定位置よりも右に、他の3野手が一二塁間をかためた。そこで、三塁方向へのバント。あわてて捕った投手が一塁へ悪送球。ランナーは三塁まで進み、これが先制点につながった。
大谷は「極端なシフトだったので、理想(のバント)はもっと強めにですが、結果的に一三塁になってよかったんじゃないかと思います」と話した。栗山英樹監督も「野球小僧になりきったときに彼の素晴らしさが出てくる」と評価した。
羽鳥「ちょっと震えましたね、お、バントするんだと」
元メジャーリーガーで元日本代表の岩村明憲さんも「気持ちのこういう表現の仕方があるんだと驚かされました。自分のホームランよりこれが最善なんだと考えて行える。これが本当の野球センスです」と語った。
長嶋一茂(元プロ野球選手)「あれだけのシフトをしかけられると、ゴロで抜く確率はない。理屈でわかっていてもできるかって。140メートルのホームランを飛ばすバッターがバントですよ。ほんとう、すごいと思う」
(あっちゃん)