WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表はきょう16日(2023年3月)、準決勝進出をかけてイタリア代表と戦う。「めざまし8」は、不振に苦しむ4番打者、ヤクルトの村上宗隆選手に注目した。
昨シーズン三冠王の村上だが、ここまで大きな当たりはなく、4試合で2安打、打率.143にとどまっている。満塁のチャンスで空振り三振するなど、見せ場をつくれておらず、「バットは湿りがち」とパネルで説明した倉田大誠アナウンサーに対し、MCの谷原章介は「でも出塁率は3割5分あるんですよ。決して高くはないですけど」と妙なフォローをしていた。
調子の出ない選手について...
ただし、14日、15日と、公式練習では外野席の看板を直撃する特大アーチも打っている。村上は14日、報道陣に対し「自分の状態としては打てていない状態が続いているが、短期決戦は勝つことが大事。勝てるように頑張りたい」と気丈に話していた。
谷原と倉田アナが盛り上がったのは、ダルビッシュ有選手が調子の出ない選手について語った「人生の方が大事。野球で落ち込む必要はない」というコメント。谷原は「僕も(番組内で)ちょっとかんだりすると落ち込みますけど、人生の方が大事」。倉田アナも「さきほどのコーナーでかんで、実はだいぶ落ち込んでいますが、勇気が出ました」とうなずいていた。
リモートで出演したスポーツジャーナリストの氏原英明氏が指摘したのは、不振選手が優勝のカギを握った過去の大会。2006年大会で第一ラウンドでノーヒットだった福留孝介選手が準決勝で代打ホームランを打った例や、2009年大会で打率.211と不振だったイチロー選手が決勝の韓国戦で延長10回に勝ち越しヒットを打った例を挙げた。
氏原「空振りがひとつのポイントとなります。村上選手はもともと空振りが多い選手ですが、今大会は見逃しの方が多い。ホームランバッターにとっての空振りは、ホームランを打つための必要経費。初球から空振りが増えてくれば、期待できると思います」
谷原「きょうは必要経費をたくさん払ってもらいましょう」
(キャンディ)