走行中の車から横の車に花火10発が発射された。「ちょっと映像を」と、とんでもない危険行為の一部始終を16日(2023年3月)のモーニングショーで司会の羽鳥慎一が取り上げた。犯罪の意識はなかったのだろうか。
直前に別トラブルも
13日午後11時ごろ、岡山市内で前を走る黒い車が隣車線の白い車に花火を発射するのを後ろの車のドライブレコーダーがとらえた。撮影したドライバーは「タバコかと思ったら花火がポンポンと。なんや、なんで車から?みたいな」と驚きを語った。花火は最初に白い車のフロント付近を直撃、タイヤ近くの地面に火花が散った。その後も700メートルの間に連射され、白い車は驚いたか、車体が左右にゆれ、急ぐように右折。これで終わるかと思ったら、黒い車はUターン、追いかけたらしいという。
2台は直前、ギリギリのタイミングで交差点に入った黒い車に、赤信号でフライング進入した白い車がライトをパッシングしたことから、ルール違反同士の攻防に発展したのを撮影者は目撃していた。
こうしたトラブルに詳しい高山俊吉弁護士は「被害拡大が想定される花火の発射は、量刑を大きくする可能性がある」という。車に向けた花火発射は暴行罪で懲役2年以下か罰金30万円以下。車が傷ついたら器物損壊罪、懲役3年以下か罰金30万円以下、ケガをさせたら傷害罪、懲役15年以下か罰金50万円以下。
石山アンジュ(社団法人代表)「なんで車に花火が積んであったのか。罪に問われることを想像できなかったのか」
羽鳥「たいへんなこと。これは犯罪です」
結城東輝(弁護士)「しっかり捜査して。こういうことは罰せられるんだという統一認識を社会でもっていかないといけない」
(あっちゃん)