14日(2023年3月)の「スッキリ」で、森圭介アナが突然お菓子を配り始めた。岩田絵里奈アナやスタッフに、感謝や労いの言葉をかけながらチョコを渡して回ると...。
森アナ「こんな感じでお菓子を職場で配る人を『お菓子配り族』っていうそうなんです」
司会の加藤浩次「そんな人いませんよ!」
森アナはここで、中国新聞に掲載されたという記事を紹介。見出しは「職場にいませんか『お菓子配り族』」「若手に敵視されたくなくて機嫌取り」。若手社員に嫌われたくない上司の実態が書かれているという。
ロバート・キャンベル「『お菓子を配るんだったら賃金上げてくれよ』と...」
加藤「えー!?そんな人いないでしょう?いるの?」
加藤の疑問に答えるべく、番組は街で上司と若手社員の本音を調査。
上司の声は「情報収集・下調べしてからお菓子を配る。例えば、『ちいかわ』や流行スイーツなど調べてます。若い子に気に入られなくちゃいけない」(会社員、50代女性)、「パワハラとか言われるので、何しゃべっていいか分からない」(製造業、40代男性)、「怒らないというのが大前提」(調理師、50代男性)などなど。
一方の若手社員は「(若手社員を)『褒める会』があったりする。嬉しいけど、やりづらいと感じることもある」(営業職、20代男性)、「上司が優しすぎて...。自分としても成長ができないと感じたので、指導とかもっとしてほしい」(保育士、20代女性)など、「気を使われ過ぎている」と感じている人も少なくないようだ。
このすれ違い、どうにかならないものだろうか。スタジオではこんなやりとりが交わされた。
ヒロミ(タレント)「こういう業界だけど、気を使う。若い子といたら、『最近どうしてるの?』みたいな(笑)。ちょっと質問したりなんかして。『お前から聞いて来いよ』ってなるけど、聞いちゃう。でも本当は、若い子の方からグイグイ『教えて欲しい』って...」
司会の加藤浩次「それ言ってくれたら、上司はすごい楽かも知れませんね。『逆に気持ち悪い』って若い子も(街頭インタビューで)いたじゃない?『それ、気持ち悪いですよ。僕はもっと教えて欲しいんです』ってひと言くれれば、もうちょっと距離が詰まると思うんですけど」
ロバート・キャンベル(早稲田大学特命教授、日本文学研究者)は「『お菓子を配るんだったら賃金上げてくれよ』と思っている若い人は多いと思う」とコメント。加藤は「確かに。そりゃそうだな」と納得していた。
(ピノコ)