「ブラッシュアップライフ」の「伏線回収」に「ニコニコ止まらず」 「何この伏線」と感嘆の声も

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   日曜ドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)最終回が3月12日(2023年)に放送され、第1話映像の「伏線回収」を感じさせる結末にツイッターなどで感心する声が寄せられた。(ネタバレあり)

   「死後案内所」で人間への生まれ変わりを案内されるも断り、「5周目」の自分の人生をやり直している近藤麻美(安藤サクラさん)。門倉夏希(夏帆さん)と米川美穂(木南晴夏さん)が乗った飛行機「937便」の墜落事故を阻止するため、宇野真里(水川あさみさん)と機長の中村真一(神保悟志さん)に毒を盛ろうと相談している中、

「これ、徳的にはどうなんだろうね?いやさ、次人間って言われてるのを蹴ってきてるからさ、別に、人間じゃない覚悟はできてるんだけど、でもだからといって何でもいいわけではないじゃん」

とこぼしていた。

  • 安藤サクラさん(写真)が主演を務めた
    安藤サクラさん(写真)が主演を務めた
  • 安藤サクラさん(写真)が主演を務めた

「鳩さんが並んでとまってるから見てたのよ」

   犯罪者になったら親友2人と離れ、地元の北熊谷にも戻れなくなると心配していた麻美だったが、真一の愛人が937便に乗る予定という情報を河口美奈子(三浦透子さん)がつかみ、真一の妻にバラしたことで真一はフライトをキャンセル。麻美が機長を務めた937便は航路変更を果たし、墜落を免れた。

   コックピット内で真里に「次生まれ変わるなら何がいい?人間?」と聞かれた麻美は

「人間だったらそりゃ嬉しいけど、でもまあなんだかんだもう170年人間やってきたからさ、別にもう絶対人間がいいとかそういうのはなくなったかな。あっでも、また地元に生まれたいかな。何か知らない場所に人間として生まれるんだったら、他の生き物でいいから北熊谷がいい」

と語った。

   98歳になった4人は、揃って北熊谷の老人ホームに入所していた。皆寿命を全うし、大往生を迎えたのだった。

   シーンはある朝の光景に切り替わり、何やら空の方を見上げている高齢の女性に、家から出てきた孫娘が「遥おばあちゃん、何見てるの?」と声をかけた。家の外観は麻美の実家と同じで、この「遥おばあちゃん」は麻美の妹、遥(志田未来さん)の歳を重ねた姿とみられる。

   遥は「あそこにね、鳩さんが並んでとまってるから見てたのよ」と答える。「本当だ。仲良しだね」「そうだね~」と会話する2人の視線の先には、電線にくっついて並ぶ4羽の鳩が―というところでドラマは終わった。

   実は「ブラッシュアップライフ」第1話は、鳩が4羽並んで電線にとまっている映像からスタートしていた。

   親友4人組が生まれ変わって人間でなくなっても仲良く一緒にいると思わせる演出に加え、初回の冒頭の映像が実は伏線だったということに、ツイッターなどでは

「1話の鳩に始まりラストの4人揃っての鳩にニコニコ止まらなかった」
「初回4羽の鳩からはじまって4羽の鳩で最終回が終わったんだよ......何この伏線」
「仲良く老人ホーム暮らし見えたし、北熊谷の仲良し鳩見えたし、もう......感無量です!」

と盛り上がった。

(TT)

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