「どうする家康」家康の「弱点」攻撃する側室 松潤のコミカルな演技にも注目

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   NHKの大河ドラマ「どうする家康」3月12日(2023年)放送回。岡崎城近くの築山に、民の声を聞くための庵を開いた瀬名(有村架純)。ある日、於大(松嶋菜々子)は2人に子が少ないことを心配し、側室を迎えるよう主張する。(ネタバレあり)

  • NHKの「どうする家康」番組サイトより
    NHKの「どうする家康」番組サイトより
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イノシシを見事にさばき...

   「側室をどうする!」で、家康を排除して嫁と姑の側室選び。序盤はコミカルに描かれていたが、健康な継承者を産むという役割からは、なるほど家康の一存だけではならぬ。厳粛に選ばれていたのだろう。そこで最終的には選ばれたのは、働き者で、イノシシを見事にさばく凄腕の持ち主、侍女・お葉(北香那)であった。

   瀬名から初夜の手ほどきを受けるお葉。予習をするというのもお葉さんの人柄が現れているよう。瀬名「耳を触る」と家康が喜ぶ、お腹を撫でてあげるとイチコロみたいなことをいっていたが、それは猫ではあるまいか?

   初夜、お葉に恐ろしいイメ―ジを抱える松潤家康。怯えて「置いてかないでくれっ」とは、『どうする家康』といえどもこれほどナイーブに演出するとまるでコントだ。お葉は家康と対面するなり耳を掴もうと迫り、羽交い絞めにしてしまう。これ本来濡れ場であろうが、天下の家康が初夜で悲鳴をあげれば爆笑である。「初夜がもはや素手で仕留める猟師と捕らえられたウサギ」「お葉との初夜めちゃくちゃ笑えた」「家康とお葉さんの初夜の場面はプロレスかな?って感じ」などSNSでも「笑い」の反応も。今回は三河一揆を沈めた家康が安堵している状況ということかな。

   閑話休題、平和なひとときのあとは、またまた戦国の世が描かれる。いよいよ武田信玄(阿部寛)が動きだすようだし、信長の鼻息も荒い。戦の埃に巻き込まれていく家康。今後の展開が楽しみである。

(Y・U)

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