「有吉クイズ」で「食」の好企画 梅沢富美男の失敗から学ぶコトは多そう?

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   最近の「有吉クイズ」(テレビ朝日系)は食べてばかりで、この日(3月7日、2023年)も、ぼる塾田辺率いる食いしん坊軍団(ブラマヨ小杉・彦摩呂)が、50年前、日本にチーズケーキを広めた日本洋菓子界のレジェンド今田美奈子のもとを訪ねて、世界のチーズケーキを食するスイーツ企画と、後半は「合えば食べられる居酒屋の注文センスバトル」という新企画だった。

   72歳の梅沢富美男、57歳の長嶋一茂、24歳のみちょぱ(池田美優)、年の離れた3人が、居酒屋のメニューから、食べたい5品を選び、誰かと合えばそれを食べることができるもの。

  • 食べることができるのは…(写真はイメージ)
    食べることができるのは…(写真はイメージ)
  • 食べることができるのは…(写真はイメージ)

相手が何を選ぶか予想して...

   梅沢がまず選んだのが「蝦夷アワビの塩辛」。選択理由は「塩分も摂れて様々なお酒も楽しめる」というもの。が、結果は誰も選ばず、「塩辛は日本人が作った最高のおかずだと思うよ」とお怒り。

   続いて一茂が選んだのは「里芋のポテトサラダ炙りベーコン添え」でこちらはみちょぱも選んでいたので、2人は食べられることに。選ばなかった梅沢は「芋、好きじゃないもん。子どもの頃、散々食べさせられたから」と。

   続いて梅沢が選ぶ「白身魚の生からすみ和え」はまたもや選ばれず。「おじさんだな~と思って」と梅沢の選択を笑うみちょぱ。「そろそろ合わせないとなんも食べれなくなりますよ」とからかう始末。「牛舌カツレツトマトソース」も「天然トラフグ唐揚げ」も合わず、唯一、梅沢が食べられたのは、一茂も頼んだ「河豚の子糠漬け」のみ。

   みちょぱは一茂と合致した「蟹クリームコロッケ」を食べながら、梅沢に「若い子と行くなら頼んであげて欲しい」と説教口調に。「ごめんね。ジジイに教育するなよ」と捨て台詞の梅沢。

   年齢によって好みも違うジェネレーションギャップを突いた新しいタイプの食企画。相手が何を選ぶか予想してそれに合わせるなどの心理ゲーム的要素もあり、楽しめた。最後、ほとんど何も食べられなかった梅沢にご慈悲でご飯が渡され、それに「河豚の子糠漬け」をふりかけのようにして食べる梅沢の情けない姿に、有吉が梅沢を「上島......」とダチョウ倶楽部上島の名前と間違えるハプニングも。この企画、梅沢メインでぜひ続けて欲しい。梅沢の失敗から世のおじさんが学ぶことは多い。ひとまず、メニューの選択権は若者に譲るように。でないと、あとで何を言われるかわからない。

(大熊猫)

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