昨2022年7月に初当選して以降、一度も国会に出席せず、「議場での陳謝」という処分を受けたNHK党のガーシー参院議員は、きのう3月8日、陳謝するはずの本会議を欠席した。「帰国する」と表明していたものの、結局帰国しなかった。9日の「めざまし8」は、ガーシー氏へのインタビュー映像などを伝えた。
ガーシー氏は7日、議場での陳謝の代わりとして「決して帰国する意思がないわけではございません。あといくばくかの猶予をいただけたら、これ幸いと思っております」などとする動画を国会に提出したが、国会側は受け取りを拒否した。
「一度選ばれたら国民の代表であると...」
きのう行われたFNNのインタビューに対し、ガーシー氏は「今回帰国しなかったことでいろんな方を裏切ったことになるというのは重々わかったうえで答えを出している」「(帰国は)警察当局次第。国会に出るのが嫌なわけじゃない。警察の言っていることがよく分からない部分がいっぱいあるから」などと主張していた。
ガーシー氏に対しては、改めて懲罰委員会での処分が検討されることが決まった。与野党は14日に懲罰委員会を開催し、15日に参院本会議で議決する。「野党側は最も重い除名を求める方針です」と堀池亮介アナウンサーが伝えた。
一方、NHK党の立花孝志党首はきのう、混乱の責任をとる形で辞任を表明し、合わせて党名を「政治家女子48党」と変更すること発表。ピンクの垂れ幕をバックに、大津綾香・新党首と笑顔でポーズをとっていた。
風間晋(フジテレビ解説委員)「面白がらせれば投票してくれる人たちが一定数いて、帰国するとか、辞任するとか、党名変えるというのも、面白がらせて話題になり続けるということですよね。でも、国会は投票した人たちのためにそこにいるのではなく、一度選ばれたら国民の代表であるという制度だということを、きちんと認識してもらわないと困りますよね」
(キャンディ)