「大奥」吉宗(冨永愛)&家重(三浦透子)抱擁シーンに「涙腺が...」 母娘の思いに「泣きました」

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   「大奥 八代将軍吉宗・水野祐之進編」(NHK総合)が3月7日(2023年)に放送され、徳川吉宗(冨永愛さん)と長女の家重(三浦透子さん)のシーンが視聴者の涙を誘った。(ネタバレあり)

   家重は思うように体を動かせず、言語も不明瞭。酒と男に溺れていることから、松平乗邑(のりさと、黒沢あすかさん)は聡明な次女の宗武(松風理咲さん)を次期将軍に推す。しかし加納久通(貫地谷しほりさん)がそれは謀反だなどと指摘し、乗邑を引き下がらせた。

  • 「人の役に…」(写真はイメージ)
    「人の役に…」(写真はイメージ)
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「私はそなたをバカだと思うたことは一度もないぞ」

   吉宗は久通から「将軍の器とは、他の者を思う心のあるなしであると私は考えております」「どうか、周りの者に報いたい。ひいては天下万民に報いたい。そのために上に立ち、命とて賭けよう。さようなお心をお持ちの方をお選びくださいませ」と訴えられる。さらに杉下(風間俊介さん)から、宗武が「己の方が姉上様より優れているのに。輝かしい将軍の座につくのは自分であるべきなのに」と考えているらしいことを聞く。

   そして田沼龍(當真あみさん)から、家重が「死ぬことこそ、己が皆のためにできる唯一のこと。己は役立たずであるから」と言っていることを聞き、吉宗は、失禁して以来部屋にこもりがちになっていた家重の元を訪れる。

   家重との将棋に負けた吉宗は、家重を

「私はそなたをバカだと思うたことは一度もないぞ。これがその証じゃ。理を読み、先を見通す力がない限り、かような手はとてもさせぬ」

と称えた上で、

「己の無力と向き合わされ、投げ出すことも許されず、時として世の恨みまで買う。将軍とは、まことのところさような役回りじゃ。耐えられるか、家重。それでも人の役に立ちたいと思えるか?」

とたずねる。

   「私には政などとてもできませぬ」と返した家重を、吉宗は「それはまことの思いか?」と制し、

「役立たずだから死にたいと言うておったときいた。裏を返せば、それは生きるなら人の役に立ちたいということ」「そなたは、心の奥底では、人の役に立ち、それを己の生きる意味とすることを求めておるのではないのか」

と家重に確かめた。

   家重は自分は意気地なしだと言いながら、「それでも...そんな私にでも、できますか?誰かの役に立つことが」と涙ながらに吉宗に問う。吉宗は家重を抱き締め、「あとを頼めるか?家重」と告げる。家重は吉宗の腕の中で声を上げて泣いたのだった。

   ツイッターなどでは

「吉宗が家重を抱きしめ跡を頼んだところ本当に泣いてしまった」
「原作にはなかった家重の『人の役に立ちたい』という思いの描写と、それを理解する母親としての吉宗の表情、『あとを頼めるか』という台詞でもう...涙腺が...」
「家重の苦しみと聡明さが吉宗に通じた母娘二人の場面、泣きました」

と、涙の反応が相次いだ。

(TT)

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