6日(2023年3月)の「スッキリ」は対話型AI「チャットGPT」について取り上げた。
森圭介アナ「『チャットGPT』は、イーロン・マスク氏らが設立したアメリカのベンチャー企業が去年11月に開発しました。簡単にいうとどんな質問にもまるで人間が話してくれるような自然な文章で返してくれるというものです」
「存在しない『石田健』に関する回答が返ってきたり...」
神田愛花(元NHKアナウンサー)は、「チャットGPT」に悩みを相談。「バラエティー番組の収録の前に、演者さんが部屋に集まって会話する時間がある。その会話に入れない。1回、1人ひとりと会話して回ったんですが、しつこかったみたいで全員出て行っちゃって私だけになっちゃったことがある」というものだ。
森アナはこの悩みを「バラエティー番組の収録前の前室での会話をどうしたらいいですか?」と文字にして入力。すると、「チャットGPT」は即座にすらすらと、しかもなめらかで優しい口調の日本語で5つのアドバイスをしてくれた。
神田「なるほど、なるほど。すごーい!!論理的」
司会の加藤浩次「問題解決!!」
石田健(「The HEADLINE」編集長)は実際に仕事で利用しているという。「コンテンツを要約したりとか、より関連度が高いニュースや情報を識別したりとか、そういうところに使っています。例えば、行政の文章はすごく大量の情報が書いてあるので、どこに大事なことが書いてあるか分からない。そこのリサーチする時間を縮めることができる」。
ただ、発展途上にある現段階では「ウソを言う」こともあるというから要注意だ。「例えば、『石田健について教えてください』って言ったら、すごく正々堂々と存在しない『石田健』に関する回答が返ってきたりする。だからファクトチェック(事実確認)をするとかは結構厳しい」と石田。
その点からフェイクニュースを流す危険性もあるというが、その問題が改善されていくのも時間の問題なようだ。
日本のAI研究の第1人者、東京大学の松尾豊教授は「『チャットGPT』は最初のプロダクトで、炎上しないように工夫して作られている。だから逆にいうと真偽チェックに甘い。ただ、第2弾、第3弾が出てくる中でこの辺りは大分改善されてくると思います」と話していた。
(ピノコ)