「新年度まで一カ月を切りました。この4月から新社会人という皆さんはおっさんビジネス用語に戸惑う。そんな話をよく聞きます。新聞でもさかんに特集しています。ちょっと勉強してみましょう」と切り出す司会の安住紳一郎。今日6日(2023年3月)の「THE TIME,」は、SNSで話題となっているおっさんビジネス用語を取り上げた。
ベテラン社会人は当たり前のように使っている言葉も、若者たちにとっては「え?全然わかんないな」「謎すぎます」と意味不明な言葉になることが。例えば「中心・最優先事項」といった意味で用いられる「一丁目一番地」について街頭インタビューすると、「新宿とかそこらへん。飲み会とか会社の打ち上げとかそういう感じ?」(20代看護職女性)、「一番大切なお店はここだよみたいな。上司の好きなお店とか『一番地行こう!』みたいな感じで使うのかな」(20代自営業男性)と、意味が伝わっていない。
「鉛筆なめなめ」や「ロハ」...って何?
「苦労して考える」「曖昧にしてごまかす」といった意味の「鉛筆なめなめ」も「私の部の人めっちゃ言いますね。あ、鉛筆なめんのかなって思った。ジョークと思いましたけど」(20代食品メーカー女性)、「鉄分とりなさいみたいな感じじゃないですか」(20代大学生男性)。
無料を意味する「ロハ」は、「ロケット発射とかあるんじゃない?爆速でみたいな感じかな。『書類ロハで』みたいな」(20代食品メーカー女性)、構想図などを意味する「ポンチ絵」も「絵っていうのは分かったんですけど、ポンチがなんだろう。キャラクターみたいな感じ」(20代コンサルタント男性)。20代IT系女性は頭に葉っぱを乗せた動物の絵を描いて「タヌキです。ポンッ!化ける的なこと」と説明。
こうした状況を前に、ベテラン社会人は「わからないんだ。悲しいな」「寂しさっていうのはありますよね。伝わらないね」。
一方、「今、若者の言葉っていうのが。『草』(=笑う)とかありますよね。理解しとかないとコミュニケーション取れないとか。ググっちゃいますよね。時代が変わったのかと思いますよね」と、若手社員とコミュニケーションを取るために努力するベテラン社員も。次はどんなおっさんビジネス用語が生まれるのか。
安住紳一郎「使い始めると癖になりますよ。意外と便利なんですよ。ひとつ、どうぞよしなに」
(みっちゃん)