埼玉・戸田市の中学校できのう1日(2023年3月)、刃物を持った17歳の高校生が侵入し、教員を切りつける事件が起きた。現場付近では最近、ネコの死体が見つかる事案が相次いでいたのだが、逮捕された高校生は「自分がやった」と関連を示唆しているという。2日の「めざまし8」には、ネコ殺しからのエスカレートを予言していた元刑事が生出演した。
事件はきのう午後0時半ごろ、戸田市立美笹中学校で発生した。刃物を持った男子高校生が校内に侵入。校舎の3階で試験監督をしていた男性教員(60)が気付き、取り押さえようとして高校生ともみ合いになった。教員は上半身で複数個所切りつけられ、けがをした。
「エスカレート」の危険性を指摘していた
同じ階で期末テストを受けていた生徒は、番組の取材に対し「被害を受けた先生が『ナイフを持っている』と廊下で言っているのが聞こえた。『あー』という叫び声も聞こえた。しばらくしてから『止血』とか『救急車』という声も聞こえた」と話していた。
殺人未遂容疑で現行犯逮捕された男子高校生は「誰でもいいから人を殺したいと思った」と供述。先月中旬以降、畑や公園などで切断されたネコの死体などがいくつも見つかっている事件についても、「自分がやった」という趣旨の話をしているという。
「リーゼント刑事」として知られる元徳島県警捜査一課刑事の秋山博康氏は事件発生前に、自身のYouTubeで連続するネコ殺しについて「自分が支配して殺したネコを、みんなが見えるようなところに置く。これはエスカレートする可能性が非常に高い。次に同じような事案が発生したら、警察は24時間張り込みをして探さなければいけない」と指摘していた。きょうは現場から生中継で出演し、「動物から人間にエスカレートした無差別快楽事件だと思われます」と話した。
MCの谷原章介「僕も子どもを中学校に通わせているので、本当におそろしくてしかたないです」
大空幸星(実業家)「快楽殺人という意見があったが、今回は、幼稚園や小学校ではなく、もっと体も大きく大人も多い中学校をあえて狙っている。本当に快楽だったのかは疑問です。推測だが、もうどうなってもいいという拡大自殺的な無差別殺傷だった可能性はあると思う。とにかく背景や動機、家庭環境の情報をとることが大事です」
(キャンディ)