「どんな苦情が来たのか、苦情の成分をちゃんと見ないと」
ジャーナリストのモーリー・ロバートソンは「CO2や温暖化は先進国では大きな問題で、EUでもコオロギを新たな食品として認可して、アレルギーや発がん性などのデータも公表している」と指摘。
加藤は「話を戻すと、なんでここまでわかっているのに給食を中止にするのかですよ。食べたくない人は食べなくていいということだし、人口問題、環境問題を理解する助けにもなる。日本のベンチャー企業のビジネスチャンスも潰してしまっている。僕は正直、苦情を言う人の気持ちがわかりません。どんな苦情が来たのか、苦情の成分をちゃんと見ないといけない。苦情が来たからやめるというのは、もうやめましょうよ。日本がシュリンクする原因の一つになっていると思う」と主張。
モーリーは「Qアノンなどがコオロギ食を問題にしているのは、お金持ちが肉を食べて、庶民はコオロギを食べるようになるという陰謀論を展開して反対しています」と解説。
経営コンサルタントの坂口孝則は「この話の流れでは言いづらいが、私はこの議論に意味はないと思っている。もっと大きなのは食品ロスです。コオロギがタンパク質の代替になるとしても、食品ロス問題など他のやり方で食糧問題を考える必要がある。この問題はワン・オブ・ゼム」と指摘。
それでも加藤浩次は「この議論は学校でやるべきだと思う」と繰り返した。
(バルバス)