「罠の戦争」片平なぎさの演技が「ど迫力」 「息子思う母→野心家大臣」の変貌が「凄まじい」

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   ドラマ「罠の戦争」(関西テレビ、フジテレビ系)第7話が2月27日(2023年)に放送され、厚生労働大臣の鴨井ゆう子役の片平なぎささんの熱演に、ツイッターなどで称賛の声が上がった。(ネタバレあり)

   鷲津亨(草なぎ剛さん)の息子の泰生(白鳥晴都さん)が突き落とされた事件の夜、ゆう子は鶴巻憲一(岸部一徳さん)の幹事長室に駆け込んでいた。

  • 関西テレビの「罠の戦争」番組サイトより
    関西テレビの「罠の戦争」番組サイトより
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「総理になるって、そういうことじゃない?」

   憲一はゆう子に

「警察から連絡があった。君の息子(文哉、味方良介さん)がまた暴力事件を起こしたようだ。逮捕したいと言ってるよ。歩道橋から人を突き落としたらしい。監視カメラに顔がはっきり映ってたって」

と告げ、

「どうするかねぇ?これ。被害者は生きてる。傷害程度なら『息子はもう成人もしてる。自分とは別人格だ』と開き直ることもできるよ」

とそそのかした。

   おろおろしっぱなしのゆう子が「言えません、そんな。息子を切り捨てるようなこと」と返すと、憲一は既に捜査をストップさせていることを明かした。

   その真実にたどり着いた亨に、ゆう子は突き落とされたのが亨の息子だったこと、意識が戻っていないことを知らなかったと弁解。「息子を守りたい一心で...治療費はもちろん、慰謝料も十分に支払います。だから、どうか...」と頭を下げるゆう子を、亨は

「あなたが守りたいのは総理を目指す自分だけ。自分が一番かわいい。だから傷一つ付けたくない。だから息子の罪を隠した。結局あなたも幹事長たちと変わらない。平気で他人を踏みつける。他人どころか自分の息子も。全部自分の思い通りにしたいだけのくせに、何が贖罪だよ。ふざけるな!」

と断罪。それまで申し訳なさそうにしていたゆう子は「そうね。あなたの言う通りだわ。自分が一番かわいい。傷一つ付けたくない」と、亨の言葉を認め、

「だって、他に女性総理になれる人間いる?全てが男社会のルールで動くこの永田町で、トップに立てる女が今いる?いいえ、いない。社会から取りこぼされる女性や弱い人たちのために政治を動かす人間がトップに立たなきゃ」

と語った。

   亨が「弱い者を守るために踏みつけてもしょうがない?そんな理屈...」と言いかけると、ゆう子は「狂ってるわね。ええ、そう。でも、総理になるって、そういうことじゃない?」と開き直り、

「息子を告発したいならどうぞ。彼ももう25、立派な大人。私とは別の人格ですから。こんなことぐらいで私は潰れない」

と、亨の目を見て言い切った。

   息子かわいさに間違いを犯した母親から、何があっても総理を目指す政治家へと変貌を遂げたゆう子を演じた片平さんに、ツイッターなどでは

「母親としての顔と女性初の総理を目指す大臣の顔を持つ、片平なぎささんのど迫力の演技に圧倒された!本当にすごい女優さん!」
「鴨井大臣、息子を守りたいは母の弱さでもある。その弱さが正義を狂わせた。鷲津から責められその脆さを見せながら母の顔から大臣の顔に戻るところは凄まじい」
「やってることはダメだけど、鴨井大臣の気持ちもちょっと分かる。当たり役では?他の人では出せない重厚感。合ってる」

といった声が上がった。

(TT)

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