「浜に大量のイワシが打ち上がったニュースが連日届いていますが、イワシが40年ぶりに豊漁ということなんですね」と切り出す「THE TIME,」司会の安住紳一郎。昨27日(2023年2月)、青森県横浜町の海岸で、約2キロにわたって打ち上げられている大量のイワシの回収作業が始まった。
一方、鳥取県境港市ではイワシの水揚げ量が連日1000トンを超える豊漁で、27日も1451トンの水揚げに。そのためスーパーではイワシが激安。イワシ10匹が乗ったトレイが一皿税込430円で売られている。
「おいしくいただきましょう」
豊漁の影響は東京でも。例年4匹で399円のマイワシが、今年は299円で販売されている。
「平年と比べると2割くらい安い状態がずっと続いています。美味しい時期がちょうど今なんですよ。脂がのっていておいしい。そして平年より安い」(アキダイ・秋葉弘道社長)
なぜ今年は豊漁となっているのか。
「このメカニズムはまだ解明されていないんですが、イワシは大豊漁と大不漁が20年おきに来るといわれています」(東海大学海洋学部・山田吉彦教授)
番組では約40年前の1982年の映像を紹介。この年は漁獲量が300万トンを超え、イワシの値段は4匹で150円という安さに。一方、2002年には水揚げが5万トンまで落ち込み、価格は3匹で358円になった。
「個体数から考えると、あと2、3年は豊漁が続くのではないかと考えられます」(山田吉彦教授)
番組では、マイワシとカタクチイワシの漁獲量推移のグラフを紹介した。
司会の安住紳一郎「今、たくさん取れているのはマイワシです。カタクチイワシは種類が違います。こうやってみますと、カタクチイワシがたくさん獲れているときと、マイワシがたくさん獲れているときとちょうど真反対に入っているみたいですね」
宇賀神メグアナウンサー「交互になってますね」
安住紳一郎「なんだか不思議ですよね。海の中のメカニズム、なかなか難しいですけど、たくさん獲れるときにおいしくいただければという気持ちになります。マイワシ、おいしくいただきましょう」
(みっちゃん)