「どうする家康」テンション低めの半蔵と鋭い半蔵 山田孝之の演技がチャーミング

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   NHKの大河ドラマ「どうする家康」2月26日(2023年)放送回。本證寺から年貢を取り立てようとする家康(松本潤)に対し、一向宗徒が三河各地で一揆を起こしはじめる。武力で抑え込もうとするが、すべての作戦が裏目に出て、どうも有能な軍師がいるのではと睨む。(ネタバレあり)

  • NHKの「どうする家康」番組サイトより
    NHKの「どうする家康」番組サイトより
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女大鼠にも注目

   家臣たちが家康を次々と裏切り、一向宗側に寝返ってしまうなか、家康は忍びの服部半蔵(山田孝之)に寺へ潜入し、住職の空誓(市川右團次)を亡き者にすることを命じる。

   本證寺へスパイ半蔵を送るのはなるほど正解では? しかし相変わらず半蔵のテンションが低い。忍びのスランプなのか、転職でも考えているのか、やる気がなく仕事も遅い。そのせいで松潤家康もどうする、どうするとますますイライラするのである。しかしそんな大真面目なのにチャーミングな半蔵。山田孝之さんの芝居に好感が持てるのだ。

   半蔵と女大鼠、夫婦役の大芝居をうって民衆のなかに潜入。女大鼠が半蔵を助けてカッコいい。時により妖艶な態度だったり、可愛く子どもにおにぎりあげたり、コロコロ変わる表情や態度が、忍びらしくてよい。

   そして2人は身を潜め、いざ住職を討ちとろうとする緊迫シーン。半蔵の眼光が鋭く、プロの仕事だとわかる。

   しかし女大鼠が弓矢を引いた瞬間、寺の軍師が現れた。半蔵の鋭い眼光の先にいた軍師とは、この場面では誰だかわからなかったが、瞬時に手を止めたのは、軍師が誰なのか半蔵の目には映ったからであろう。この潜入の場面では「半蔵殿がんばれ」「まりか様の女大鼠めちゃめちゃ良き?!カッコイイ!」「どうする家康で一番かっこいいのは女大鼠」「服部半蔵 遅いの笑ったけど、藁布団の下の目力が凄くて引き込まれた」など半蔵と女大鼠のコンビにSNSでも反響があった。

   ドラマの最後に軍師が本多正信(松山ケンイチ)だとわかるのだが、そりゃ半蔵も驚くであろうと。大河に裏切りはお約束のようにあるわけだが、軍師正信とは、ますます混乱する三河である。どうやって家康がこの局面を乗り切るのか、今後の展開が見逃せない。

(Y・U)

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