「温泉好きにショッキングな事実」と、27日(2023年2月)のめざまし8で司会の谷原章介が福岡・二日市温泉の老舗旅館でお湯の入れ替えを年2回しか行っていなかった問題を取り上げた。県条例では週1回以上必要で、去年11月の保健所検査で浴槽から基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出された。
「地域では知らない人はいないほどの名湯旅館」
創業158年、江戸時代から続き、昭和天皇も泊まったという大丸別荘。
永島優美アナウンサー「地域では知らない人はいないほどの名湯旅館です。社長を取材しました」
社長(70)は「毎分70リットルぐらいを常時24時間入れているんです。それでお湯が入れ替わっているとの感覚でした。年2回しかという表現はちょっときついかと思うんですけど」と話した。専門家は「お湯を入れ替えても、レジオネラ属菌は湯船の木のすき間や岩の穴にくっつくヌメリから発生する」と、塩素殺菌の必要を指摘する。県条例も残留塩素濃度を一定以上に保つように定めている。
社長は「認識が甘かったですかね。塩素の臭いが浴槽内にするのは好ましくないと思っていました。現在は正常にやっております」という。
谷原「ヌルヌルするのも温泉成分なのかと、こっちはわからないですよね」
古市憲寿(社会学者)「僕は温泉にあまり行かないから、行く人はリスクをとっていくのか思ってました」
橋下徹(弁護士)「温泉に入るのに、そこまでリスクなんか考えない」
めざまし8が熱海の温泉旅館25カ所にお湯の入れ替えについて聞いたところ、「毎日」12、「週1」10、「週2」が3件だった。各地の温泉には不安を感じた人からの問い合わせが増えているそうだ。
(あっちゃん)