日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で、1月11日の午後10時から放送された「リバーサルオーケストラ」を見ました。
この作品の主役は、ヴァイオリニスト・谷岡初音(門脇麦)と、指揮者・常葉朝陽(田中圭)で、音楽の力を感じさせてくれるヒューマンドラマです。(この原稿はネタバレを含みます)
谷岡(門脇麦)は、元天才ヴァイオリニストで、10年前、突如表舞台から姿を消し、現在は市役所職員として勤務しています。
ドイツを拠点に音楽活動を行っていた常葉(田中圭)は、現職の市長である父親から、地元の交響楽団の立て直しを依頼され、その楽団の指揮者となります。
常葉(田中圭)は、ふとしたことから、谷岡(門脇麦)の存在を知り、彼女を専属の広報担当の肩書で、交響楽団のコンサートマスターとしてスカウトします。
マエストロ常葉率いる個性的な団員たちが辿り着くところは?
谷岡(門脇麦)が、広報担当として楽団の練習に立ち会った時、常葉(田中圭)の突然の指名で、ヴァイオリンを弾くことになりました。始めは、戸惑っていた谷岡でしたが、「もしかすると、今までで一番楽しかったかもしれない」と思いながら演奏し、次第に交響楽団に引き込まれて行きます。
彼女の「音楽が好きで好きでたまらない」という気持ちと同時に、過去の失敗を消化しきれていない不安が演技にあふれているところが素晴らしいです。そして、常葉(田中圭)の、交響楽団を何とか良くしようという指揮者としての意気込みにも、共感が持てます。
オーケストラの団員たちもみんな個性的で、力を合わせてどのような楽団に成長していくのか、応援したくなるドラマです。