中国人女性が沖縄の無人島を購入したと主張する問題。現地を取材すると、権利が入り組む「いわくつきの島といわれていることが(よく)わかりました」と17日(2023年2月)のモーンニングショーで司会の羽鳥慎一が伝えた。
長嶋一茂「制度は考えた方がいい」
きのう午前7時半、東京を飛び立った取材陣は、那覇空港から車で2時間、沖縄県伊是名村に向かうフェリー乗り場へ。1日2往復の最終便で1時間かけ、16時半に伊是名島に着いた。問題の屋那覇島へは、翌朝船をチャーターして20分。「けっこう疲れます。船酔いしてしまいました」と林太郎ディレクター。上陸には岸壁のハシゴをのぼる。
サンゴのかけらちる浜から林を抜けると、中国人女性が画像を撮影したらしい白い砂浜。カメの死骸やゴミが散乱。中国語のペットボトルもあった。
島の4分の1、主に海岸線に沿っては村の所有で、中国人女性が買ったとするのは内陸部で島の半分ほど。あとは国や他の個人所有地がいりまじる。登記簿では島の地権者は900以上に上る。
1960年代から80年代にかけ、土地を小さく区分けして、さも立派なリゾート地と錯覚させて売る商法の名残りで「北海道とか沖縄とか、なかなか現地に行けないような土地を販売する手法」という。島の土地を以前所有していた会社の役員は「この中国人女性も被害者じゃないかというのが最初の直感」と話した。クルマエビの養殖や石油備蓄基地の話もあったが立ち消えたそうだ。
長嶋一茂(元プロ野球選手)「日本人以外の人が島を買うのは防衛、衛生、教育面もふくめて、すごく心配。ウクライナ戦争はロシアがウクライナの土地をとりたいから起きた。日本人以外がすぐ所有できる制度は考えた方がいい」
廣津留すみれ(バイオリニスト)「外資に買われてもおかしくないのは不安です」
日本には6429の無人島があり、販売に適したのは100程度ともいわれる。
羽鳥「この島だけの問題ではない」
(あっちゃん)