「どうする家康」マメ知識 「忍び」と忍者の実態 伊賀・甲賀「ブランド」が確立したきっかけは?
<歴史好きYouTuberの視点>

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のちの「伊賀越え」での活躍は?

   ちなみに、どうする家康に登場する服部半蔵(正成)は、自身を武士と言い張り、手裏剣の腕前も残念ですが、先代の服部半蔵(保長)は伊賀の出身で、忍びだったのではないかとも言われています。

   保長は、伊賀から三河国へ出稼ぎにやってきたところを、松平清康に召し抱えられ、武士となったようです。そのため、二代目の正成は三河で育ったので、特に忍術の修業はしていなかったのでしょう。

   正成は、あくまで伊賀の忍びを束ねる武将として家康に仕えていたのです。

   家康の人生最大のピンチの一つ、伊賀越えでも、伊賀忍者と服部半蔵が活躍します。

   この伊賀越えは不明な点も多く、後世に脚色された話も多いですが、どうする家康では、あの頼りない半蔵がどのように家康のピンチを救いだすのか、注目ですね。

   さて、今回の記事はここまで。ドラマに関するさらに詳しい解説は、是非YouTubeチャンネル・戦国BANASHIをご覧ください。それではまた来週もお会いしましょう。さらばじゃ!

   (追記:参考文献など)今回の参考文献は、『徳川家康家臣団の辞典』(煎本増夫著、東京堂出版)など。エビデンスには細心の注意を払っておりますが、筆者は一歴史好きYouTuberであり、歴史学者・研究者ではございません。もし、間違い指摘やご意見などございましたら、この記事や動画のコメント欄で教えて頂ければ幸いです。

<第6回解説動画は、(J-CAST)テレビウォッチのオリジナル記事下動画や、YouTubeチャンネル「戦国BANASHI」からお楽しみください>


++ 「ミスター武士道」プロフィール
1990年、三重県四日市市生まれ。年間100冊以上の歴史に関する学術書や論文を読み、独学で歴史解説や情報発信をするYouTuber。
一般向け歴史書籍の監修、市や県などの依頼を受けて、地域の歴史をPRする動画制作なども手掛ける。2019年に歴史解説チャンネル「戦国BANASI」を開設。2022年冬には登録者数が13万人を突破した。22年12月には『家康日記』(エクシア出版)を公刊。

(リンク)家康日記

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