防衛省「中国の偵察気球」、河野・元防衛相の過去発言に安住アナ「危機感は感じられません」

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   では、日本政府・防衛省はたびたび飛来する大きな気球をなんだと思っていたのだろう。気球はこれまで2019年11月に鹿児島・薩摩川内市、2020年6月に宮城・仙台市、2021年9月に青森・八戸市で確認されている。けさ15日(2023年2月)の「THE TIME,」で、杉山真也アナは「防衛省は、分析の結果、中国から飛行してきた無人の偵察気球であると強く推定されると発表しました」と伝えた。

  • TBS系「THE TIME,」番組公式サイトより
    TBS系「THE TIME,」番組公式サイトより
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政府関係者「アメリカが撃墜し大慌てしている」

   ようやく、中国の偵察気球と説明したわけだが、2021年当時の河野太郎防衛大臣は何と言っていたか。「また日本に戻ってくる可能性は?」と聞かれて、「気球に聞いてください」とふざけ、「日本の安全保障に影響はありますか」という質問に対しても、「気球が? ああ~、安全保障に影響はございません」と面倒くさそうに答えただけだった。

   司会の安住紳一郎は「河野さんらしいとはいえ、あまり危機感は感じられませんでした」とあきれ気味に話し、「政府関係者からはこんな声も聞かれます」と、「正直、中国の気球のことはほとんど聞いたことがなかった。日本側は、今回、アメリカ側が撃墜して大慌てしている」というコメントを紹介した。日本の安全保障に大きな影響があると防衛省も認めたわけだ。

   現在のデジタル相の所管以外のことは国会答弁もはぐらかす河野大臣だが、「影響ない」とした過去の発言はどう説明するのだろう。

(カズキ)

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