2023年度後期放送のNHK朝ドラ「ブギウギ」の新たな出演者を、2月14日に同局が発表した。
「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などの名曲で知られ、戦後の大スターと呼ばれる歌手・女優の笠置シヅ子さん(1914-85)をモデルに、「激動の時代の渦中で、ひたむきに歌に踊りに向き合い続けたある歌手の波乱万丈の物語として大胆に再構成」する朝ドラだ。ヒロインの花田鈴子は俳優の趣里さんが演じる。
「村山愛助を演じられるのは世界で私だけ」
鈴子の「最愛の人」、村山愛助(あいすけ)は、2022年8月まで岡田健史名義で活動していた俳優の水上恒司(こうし)さんが演じる。
愛助は大阪の演芸会社「村山興業」の御曹司で、鈴子の大ファンだったが、やがてお互いに引かれ合っていくという。さまざまな逆境を二人で乗り越え、鈴子の人生に大きな影響を与える運命の相手という役どころだ。
水上さんは出演に際し、
「『ブギウギ』を楽しみにお待ちの皆様、お初にお目にかかります。この度、村山愛助役を授かりました水上恒司と申します。村山愛助を演じられるのは世界で私だけである自覚を持って趣里さん演じる花田鈴子と世界で1番ブギウギな音を奏でていきます。『ブギウギ』もうしばらくお待ちくださいませ!!」
と、「NHK_PR」上でコメントしている。
また、制作統括の福岡利武さんは、水上さんについて
「水上恒司さんは、(大河ドラマ)『青天を衝け』(2021年2月~12月放送)でご一緒し、難しい役どころ(渋沢平九郎)を見事に演じていただきました。今回も激動の愛助の人生をみずみずしく心情表現豊かに描き出してくれると思います」
と太鼓判を押している。
ツイッターなどでは
「恒司君、朝ドラ『ブギウギ』ヒロインの相手役に抜擢されたみたいだね。おめでとう 朝から涙が止まりません 本当に良かった」と、ファンらが喜びに沸いている。
「おめでとう!色々あったけど、やっと会える...そんな有難い気持ちです」
「毎朝会えるなんて幸せすぎて 生きててよかった」
この日は水上さんのほか、鈴子の幼なじみ、タイ子役で藤間爽子さん、梅丸少女歌劇団の親会社の社長、大熊役で升毅さんらの新キャストが発表された。
(TT)