今年のスギ花粉は、過去10年で最多になると予想される。一方で、これから花粉症のピークを迎える来3月(2023年)には、コロナで続いてきたマスク着用ルールが緩和される。身体に「思わぬ影響」が出かねない、と2月14日の「めざまし8」が警告した。
永島優美アナ「映像を見だけでもう。クシャミ出そうです」
永島優美アナは、このコーナーの冒頭から眉間にしわを寄せ、目をショボショボ。「もうやだ」。「冒頭から、あの花粉がバアーッと出る、映像を見だけでもう。クシャミ出そうです」。
政府は3月13日からマスクを「原則個人の判断にゆだねる」とした。日本医科大の大久保公裕教授によると、ここ数年のマスク着用習慣により、異物が体内にあまり入り込まなかったため、「花粉症には敏感な体」になっている人が多く、花粉症デビューする人や重症化する人が増える可能性があるという。免疫力も低下しており、風邪や副鼻腔炎・咽頭炎など合併症を引き起こす可能性がある。
環境省によると、「関東、北陸、近畿、中国」地方を中心とした12都府県で、スギの雄花の量が過去10年で最多となっている。なぜか。去年の夏は、梅雨前線が弱く降水量が低かったうえに高気圧が強く気温が高めだったため、「高温・多照・小雨」というスギ花芽の形成に良い3条件が出そろったから。しかも、一昨年は、花粉の飛散量が少ない地域が多かったため、木がエネルギーを蓄積して、花芽が多く形成された。
東京都によると、花粉の飛散量は、例年の2.3倍。「飛散量が多い」とされる日は、23区内で51日(過去10年平均で35日)と予想される。
この日のスタジオには永島アナのほかにも、「花粉症」が揃った。
コメンテーターの武井壮氏は、泣きそうな顔で、「(花粉症なの?)そう。かなり」。
過去のツイッターで「誰か花粉の倒し方、教えてください。いや、タイマンなら勝てるんだけど、あいつら億とか兆レベルで集団で来るから、いちいち倒しているとキリないし、うん」。
MCの谷原章介「今回は、10年に一回だから、億どころじゃない、京とか垓までいきますよ」。武井「アハハ(力なく笑って)。いや、逆に、そこまで来ると、よくなりそうです」。
(立岩さんは?)コメンテーターの立岩陽一郎(元NHK記者)「あ、ハイハイ(鼻の下をこすりながら)。いやもう。外へ出ない、インドア派でがんばります」。MCの谷原章介がかき回した。「インドア派って言ってもね。家族が帰ってきて振りまくでしょ」。立岩「家族はね、花粉症じゃないから、腹立つんですよ」。
花粉の飛び始め予想は。福岡で2月8日。東京の予想は同11日だった。昨日の東京都の発表では、スギ花粉の飛散確認は10日(金)。去年より5日早かった。とくに今週末からの「18土、19日、20月」の3日間は本格飛散が予想される。
(栄)