移住者への「7か条」が物議の池田町 大橋未歩が「これだけで判断するのは酷」と感じたワケ

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   「田舎暮らしの7か条です」と、リポーターの阿部祐二が13日(2023年2月)の「スッキリ」で切り出した。

   続けて紹介されたのは、生活や人間関係などの心構えに関する文言が書かれた「池田暮らしの7か条」。福井県の池田町が1月に町の広報誌に掲載したものだ。

  • 福井県池田町サイトで公表している「池田暮らしの七か条」の一部
    福井県池田町サイトで公表している「池田暮らしの七か条」の一部
  • 福井県池田町サイトで公表している「池田暮らしの七か条」の一部

「ウエルカムな雰囲気がすごく...」

   阿部リポーター「町に移住する人たちに向けて書かれていますが、その内容が波紋を呼んでいます。例えばここ、『草刈り機は必需品です』、そして『都会風を吹かさないよう心掛けてください』。そしてここ、『プライバシーが無いと感じるお節介があること、また多くの人々の注目と品定めがなされていることを自覚してください』。このような内容なのですが、取材を進めますと、地方に移住する人たちの理想と現実のギャップが見えてきました」

   番組は地元住民と移住者双方の反応を取材。すると、「びっくりした。分断されたことを本当に残念に思います」(地元住民)、「表現がいくつかきつく感じるところがある」(移住男性)、「(言葉に)トゲがある」(移住女性)、などショックを受けている人が多数いるようだ。

   「7か条」は町内33地区の代表者たちが話し合って作成されたということで、阿部リポーターは元区会長の男性を取材。元々は、移住者が気持ちよく、仲間として一緒に暮らしていけるようにという目的で作られたというが...。

   阿部リポーターが「誰かしらから『これは良くない』という声は?」と質問すると、元区会長は「それはありました。私も言いましたし、ここの文言が刺激的で反感を買うところがあるので、直してから(修正版を)出しましょうということになっていたんです」。しかし、作業中の手違いで完全に修正できないまま広報誌に掲載されてしまったという。

   阿部リポーター「区長さんたちを取材すると、『移住者は大歓迎』というところはブレていない。例えば、夢を抱いて移住してきてはいいけど、すぐ帰ってしまう。町としては移住者に色々なことをしてあげるのに、それも無になってしまう。双方が不幸にならないようにということで、7か条を提示したということです」

   大橋未歩(フリーアナウンサー)「リスクを事前に説明して同意を得るのは、とても誠意ある対応だと思う。ホームページを見るとウエルカムな雰囲気がすごく漂っていて、きめ細やかな支援がある町だとよく分かったので、これだけで判断するのは酷。今、移住がファッションのようになっているところがあるので、移住する側も自覚しないといけない」

   司会の加藤浩次「『7か条』については、『そういう人もいるよ』って思った方がいいだけ。田舎の人が全員関わってきて、『来た来た来たー!!』って囲まれるワケじゃいからね」

   池田町は、この7か条の文言を変えることを検討しているそうだ。

(ピノコ)

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