「無許可にもかかわらず臓器移植をあっせんしたとして、東京・目黒のNPOの理事の男が逮捕された事件で、肝臓の移植手術を受けた男性が死亡していたことがわかりました」と、けさ10日(2023年2月)の「THE TIME,」で杉山真也アナが報じた。
摘発は全国初
臓器移植法違反で逮捕されたNPO法人「難病患者支援の会」理事の菊池仁達容疑者(62歳)に肝臓移植をあっせんされ、去年2月にベラルーシで手術を受けた都内の男性は、帰国途中に感染症が発症したため別の国で入院、帰国後に再度移植手術を受けたが、去年11月に死亡したという。菊池容疑者はこの男性患者からおよそ3300万円を受け取っていた。
臓器移植あっせんの摘発は全国初で、菊池容疑者は逮捕5日前にJNNに「海外での移植なら許可はいらないと思った」と話していた。警視庁はほかにもあっせん事例があるとみて捜査している。