加藤浩次、あえて被害者に「苦言」 投資詐欺事件で気になった点とは

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   岩田絵里奈アナが「全国3000人以上から約200億円を集めた投資コンサルティング会社『FRich Quest』の社長ら8人が2月8日(2023年)、詐欺の疑いで逮捕されました」と切り出し、「なぜここまで多くの出資金を集められたのか。背景の1つには毎月開かれる豪華なおもてなし会があったということです」と伝えた。10日の「スッキリ」。

   この会社に出資した30代男性は「毎朝、起きたら死にたいと思うくらい追い詰められてしまった」、20代女性は「お金が無くなることはないよって言われていた」と出資したことを後悔している。警視庁によると2021年10月から22年1月にかけて、男女4人から現金5680万円をだまし取った疑いがもたれている。

  • 巨額詐欺事件が表面化した
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「月利4%」配当をうたい...

   詐欺の手口としては「1口100万円出資すれば月利4%の配当が出る」と謳い、知人の紹介や異業種交流会などを通じて客を勧誘。狙われた人の多くは20~30代の若者だった。投資資金のない客には銀行や消費者金融から借金をさせてまでして出資金を集めていたという。

   前出の30代男性が出資したのは1230万円。妻と娘がいるが、今も700万円ほど借金が残っているという。騙されたきっかけは、容疑者らが毎月開催していたという「おもてなし会」。クルーズ船を借り切ったり、お笑い芸人や著名人などをゲストに呼び、オーケストラの演奏やハロウィーンパーティなどを開催していた。この30代男性は「参加者もベビーカーを押している人などがいて、信用してしまった。浅はかだった」と話した。

   容疑者者らは出資金を暗号資産やカジノなどで運用し、無人島や高級車など、自らの遊び目的に当てていたとみられている。

   同じく被害に遭った20代女性は、「居酒屋で男性から声をかけられたのがきっかけだった」と言い、消費者金融などから金を借りて500万円を出資。1年半ほどの期間は毎月のおもてなし会で20万円の配当を受け取っていた。しかし、「その配当金は21年12月で配当は止まった。その後、勧誘役とLINEでやり取りしていたが、勧誘役がいきなり退会。「あぁ、逃げたんだなと思った」と話す。

   森圭介アナは「おもてなし会というものがあって、これで信用してしまったという被害者が多かったということなんです。配当金は、出資者を招待して行われるおもてなし会で手渡しされたということです」

   司会の加藤浩次は「月利4%と言うことは、単純計算で年48%。複利で考えたら60%まで付くわけです。2年で倍になる。そんなことはありえないんだ、ということは伝えていかなければいけない」と強く主張。

   森アナが消費者庁の注意喚起「儲け話として『必ず』『確実』『簡単』『楽して』というのはウソであるということ」を紹介。菊地幸雄弁護士は「懲役については10年以下になるのではないか。配当金を現金で手渡したり、出資金を交友費に使ったりしてしまっているのでデータがなく、立証するのが難しい可能性がある」と話しているという。

   加藤は「被害者の人には申し訳ないし、大変だったと思いますが」と前置きしたうえで「手渡しでもらった現金を確定申告していますかと言いたい。それとリスクのない投資はありませんから。そこは勉強してもらいたい」と指摘した。

(バルバス)

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