岩田絵里奈アナが「気象庁が警報級の大雪になると発表した今日の天気です」と切り出し、映像を示しながら「去年(2022年)の1月6日、東京23区に警報が出されたときの映像です。積雪は10センチ、車の事故が相次ぎ、交通機関にも混乱がありました」と伝えた。2月10日の「スッキリ」。
気象予報士の松並健治は「今回は広く長く続く雪になる」として、「東京は午後3時くらいがポイントで、雪からみぞれ、雨に変わる予報だが、これが状況によっては雪が降り続ける可能性もある」と指摘。その場合は警報級の雪になる可能性が高いという。
「危ないかもしれないという考え方が...」
昨9日に国土交通省と気象庁が緊急発表を行い、警報級の雪の恐れに警戒を呼び掛け「不要不急の外出は控えてほしい」と訴えた。ツイッターでは「帰宅命令」がトレンド入り、街でも多くの人が雪対策を考えている様子だった。
去年1月の東京の大雪は、当初は降水量が少ない予想だったが、実際には降水量が増えて大雪となった。今日10日も気温が上がらず降水が続くため、松並気象予報士は「雪が雨に変わる時間次第では、去年を超える積雪になる可能性もある。今日の予報が夕方から雨となっているのは、上空1500メートルの気温が上がると予想されているから。しかしこの予想が2度下がれば雨にならず、大雪になる」と伝えた。
司会の加藤浩次も「夜にかけても警戒が必要ということですね」と注意を呼び掛けた。
ドラマーのナヲは「毎日車を利用しているが、今日は忙しくてスタッドレスに変える時間がなかった。だから車を置いてきた」と伝えたうえで、「『大丈夫でしょう』という1人の人の考えが恐ろしい事故を招くことがある。今日は車を出さず、早く帰るべき」と主張。
加藤も「スタッドレスを履かずに事故を起こすと、とんでもない迷惑になりますからね。今日は、スタッドレスを履いてない車は走っちゃいけないんじゃないかな」と同意。
俳優の小澤征悦もナヲに同意し「大丈夫だろうではなく、危ないかもしれないという考え方が運転の基本。歩くときも同じ。それから自転車。自転車はタイヤが細く、滑りやすいので危ないから注意してほしい」と話す。
読売新聞特別編集委員の橋本五郎は「天気予報の精度は高くなっているのでしょうが、われわれは予報よりも大変なことになるかもしれないくらいの気持ちを持つことが必要でしょう」と訴えた。
加藤が都内各地のカメラを呼び出すと、八王子は積もるほどの雪で、新橋駅前や渋谷のスクランブル交差点も雪が降り始めていた。
放送時点で、JR東日本は山形新幹線で一部計画運休が行われているが、首都圏の在来線は通常通りの運行。しかし、天気次第では去年の1月のように帰宅困難者が出る可能性もあり、番組では何度も警戒が必要と呼びかけた。
(バルバス)