坂口孝則「談合がなかったら、総額がいくらになったのか」
経営コンサルタントの坂口孝則は「簡単に言うと、落札の監査委員会が役割を果たしていないということ。理事のみならず、受発注をつかさどる人たちもこうしたことをやっていたとしたら、ガバナンス的にけっこうヤバいこと。あと、もしも談合がなかったら、総額がいくらになったのか。400億円だったのが、実は100億円だったとしたら罪の重さも変わってくる」と指摘。
加藤は「オリンピックって公平であることが大前提なのに、公平さが担保されていない。裏で大会を運営している側が談合をやるって、何なの? 組織委員会は丸投げしすぎているし、電通もわかっていて全部やっている。今までもずっとこういうことがあったのではないかって疑っちゃいますよ」と怒る。
坂口が「今現在も、万博や冬季五輪がある。類似のことがあるのではないかと、関係者はドキドキしているのではないか」とコメントすると、加藤は「こんな状況で札幌オリンピックだってできませんよ」と言う。
フリーアナウンサーの高橋真麻は「今回のこんな大きなことが4人だけでできたわけがない。もっとたくさんの人が関わっていた可能性もある。東京都や政府関係者が、こうした一連の不正を1ミリも知らなかったのか。見て見ぬふりをしてなかったのかが気になる」とコメント。
ジャーナリストのモーリー・ロバートソンは「メディアも政府も企業も、五輪成功のために利害が一致してしまっている。多少の問題は目をつぶるという雰囲気が全体に浸透してしまっていたのではないかという気がします。こんなふうにすぐバレるやり方をしているところなどから、過去にも常態化していて、どうせ捕まらないと高をくくっていたのじゃないかとも思えてしまう」と話した。
加藤は「特捜部は徹底的にいくべきだと思うな」とコメントした。
(バルバス)