総務省はきのう7日(2023年2月)、全国約9000世帯を対象にした22年の家計調査を発表した。「THE TIME,」の司会・安住紳一郎は「世界最大のマーケティング調査といわれていましてね、さて、2022年のギョーザ購入額の全国1位はどうなっているのでしょう」と8日の「ニュース関心度ランキング」コーナーで取り上げた。
外食は含まず
ギョーザ日本一は栃木・宇都宮と静岡・浜松が長く争ってきたが、21年に宮崎・宮崎市がいきなりトップに躍りでて、三つ巴の争いになった。そして、去年は宮崎が4053円で2連覇、2位は宇都宮、3位は浜松だった。宮崎市役所からは歓声が上がっていた。ちなみに東京23区は18位だ。
ただ、これは総菜などの焼きギョーザ、生ギョーザの集計で、外食や冷凍ギョーザは含まれていない。宇都宮駅周辺のギョーザ店の繁盛ぶりからすると、外食を入れたギョーザ支出額だったら、やはり宇都宮が1位なのではないか。
もう一つ、日本一で大喜びなのは山形・山形市。1世帯当たりの外食でかけるラーメンの支出額で、2021年は新潟・新潟市に抜かれて8連覇が途切れたが、返り咲いたのだ。地元テレビ局の情報番組では、キャスターが「山形市が2位になってから、若干食べる回数を増やしました」とはしゃぐ。
この話題、実は前の時間帯の番組「THE TIME´」でもっと詳しく伝えていて、山形は外で食べるラーメン代は年1万3196円、新潟は1万2573円だった。山形市の山形ブランド推進課・高橋大課長は自慢げにこう話した。
「蕎麦屋さんの中華そばというのが山形のラーメンかと思います。文化として、お客さんが来たときに蕎麦屋さんからラーメンの出前を取ってもてなしたりとか、市民がラーメンが好きだというのが大前提にあると思います」
山形はラーメンに氷を入れる冷やしラーメンの発祥の地だそうで、暑い夏でもラーメン消費が落ちないのが日本一の秘密のようだ。
(カズキ)