強制送還中の容疑者と機内で「目が合った」 同乗記者が語った「その後」の態度(めざまし8)

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   全国で相次ぐ特殊詐欺事件や強盗殺人事件などの指示役とみられている今村磨人容疑者(38)と藤田聖也容疑者(38)がきのう7日(2023年2月)、フィリピンから日本に移送された。きょう8日の「めざまし8」は機内での2人の様子を詳細に伝えた。

   2人の容疑者は警視庁の捜査員とともに、一般客も乗る民間機で帰国した。同乗したフジテレビの林英美記者によると、機内の一番後ろの列の3人がけの席の中央に今村容疑者、その前の席に藤田容疑者が座り、両脇と前2列に計10人の捜査員が取り囲むようにして座った。周囲を緑のシートで囲み、一般客からは見えないようにしていたという。

  • 警察の捜査が本格化している(写真はイメージ)
    警察の捜査が本格化している(写真はイメージ)
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航空機の座席9席を用意

   離着陸時は安全上の問題からシートがはずされていたといい、「離陸直後は2人とも寝ていました。頭を下げて熟睡しているような様子でした」と林記者。食事のタイミングでもシートが外されたのだが、一般の乗客には金属製のフォークやスプーンが提供されるところ、容疑者と捜査員はプラスチック製。味噌汁やコーヒーといった熱いものは配られず、水だけだったという。

   着陸直前にシートがはずれた際、林記者は2人から約5メートルの距離まで近づいたといい、「今村容疑者と目が合った。目をそらさずにこちらをじっと見て、口元はマスクで見えなかったが、目元は少し笑っているようなリラックスして堂々とした印象でした」。一方の藤田容疑者は「目つきが非常に鋭く、通りがかる乗客に鋭い目線を投げかけていた。(2人とも)反省の色は感じられませんでした」。

   スタジオでは、林記者の証言をもとに、実際の航空機の座席9席をわざわざ用意し、今村容疑者と藤田容疑者のお面をつけたスタッフを座らせ、移送の様子を再現した。「今回お借りできたシートは9席ですが、実際はこの前の3席にも捜査員がいました」と倉田大誠アナウンサーが断りを入れるほど再現性にこだわった割には、セットを使った解説はあまりなく、「きのうの予想では、普通は容疑者の間は10席ぐらい空けると思われましたが、前後で座りました。なぜでしょうか」と質問したMCの谷原章介に対し、元警視庁警視の櫻井裕一氏が「周りを捜査員が固めているので、アイコンタクトや会話をさせる恐れはなかった」と説明した程度だった。

   事件をめぐっては、リーダー格と目されている渡辺優樹容疑者(38)ら2人も、きょう夜にも送還されるとみられている。あすの番組でもこの機内再現セットは登場するのだろうか。

(キャンディ)

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