「一夫多妻」容疑者のマインドコントロール術 「荒唐無稽」(加藤浩次)なのに信じてしまうメカニズム

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   10代の女性に性的暴行を加えようとした疑いで7日(2023年2月)に逮捕された74歳の元占い師の男。17年前には集団生活を断った女性に対する脅迫罪などで有罪判決を受けているという。

   森圭介アナ「(17年前の)当時も、そして今も、大勢の女性と同居するいわゆる『一夫多妻制』のような生活を送っていました」

  • 警察が逮捕し捜査している(写真はイメージ)
    警察が逮捕し捜査している(写真はイメージ)
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「でも頭に入れておくだけでずいぶん違うと思う」

   8日の「スッキリ」は、9人の女性と3人の子どもと同居していたという容疑者の謎の生活に迫り、マインドコントロールの手口や、支配下に置かれてしまう人たちの心理などを伝えた。

   警視庁によると、事件があったのは昨22年12月。容疑者男の43歳の元妻(=準強制性行未遂の疑いで逮捕)がアルバイト先の知人だった10代の女性に「よく当たる占い師がいるので見てもらった方がいい」などと言葉をかけ、男の家に誘い入れた。女性はUFOに関する映像を見せられ、男から「あなたは近々死ぬ。宇宙人に連れ去られて皮を剥がれて食べられる。死を回避するには私と性行するしかない」などと言われたという。

   男は、こうした内容を何度も繰り返し、女性を信じ込ませ、抵抗できないようにさせたと見られている。いわゆるマインドコントロールだ。

   司会の加藤浩次「こんな荒唐無稽なこと、なんで信じるんだよって思うけど、マインドコントロール下にある時は『そうなのか』って思ってしまうんですかね」

   松田丈志(競泳元日本代表)「2006年の時も今回の時もデタラメを言っているようにしか聞こえないんですけど、精神的に落ち込んでいる時だと信じてしまうのかな。あとは集団でいることによって本当のことのように感じてしまうっていう影響もあったのかな?と感じました」

   立正大学心理学部の西田公昭教授によると、マインドコントロールには「社会的遮断→恐怖を与える→権威の構築→幻想的な期待(〇〇すれば××してあげる。〇〇しないと△△になってしまうなど)→自己犠牲」の5段階があり、被害を防ぐには第1段階の「社会的遮断」される前に本人、または周囲の人が気付くことが大事だということだ。

   加藤「なかなか難しいですね。でも頭に入れておくだけでずいぶん違うと思う」

(ピノコ)

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